これまた、聞き覚えのあるメロディーにカリブ風味の洒落たアレンジが絶妙です。「キュビズモ・グラフィコ・カリビアン・アンサンブル(Cubismo Grafico Caribbean Ensemble)」
先日ご紹介した、小西康陽作詞・作曲、両さん(香取慎吾) 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(2009年8月)で、歯切れの良いスカの演奏を披露してくれた、チャーベこと松田岳二率いるCUBISMO GRAFICO FIVE(キュビズモ・グラフィコ・ファィヴ)。
さっそくチェックさせていただいた、内外の多彩なミュージシャンをフィーチャーした7インチ・シングル・シリーズをまとめたものらしいカヴァー曲集、「PLEASURES」(2008年8月)が素晴らしい出来。
今回ご紹介するのは、同じく、聞き覚えのあるメロディーにカリブ風味の洒落たアレンジが絶妙なカヴァーが印象的な、キュビズモ・グラフィコ・カリビアン・アンサンブル(Cubismo Grafico Caribbean Ensemble)名義の「キュビズモ・グラフィコ・カリビアン・アンサンブル(Cubismo Grafico Caribbean Ensemble)」(2006年)、これがまた素晴らしい出来です。
スティール・ドラムをモチーフにしたシルバーとグレーの色使いが斬新なジャケット・デザインは、Cymbals(シンバルズ)でおなじみのLOKIの菊池元淑(Motoshi Kikuchi)氏によるもの。
「キュビズモ・グラフィコ・カリビアン・アンサンブル(Cubismo Grafico Caribbean Ensemble)」(2006年)ですが、「PLEASURES」(2008年8月)と異なりカヴァーは一部ですが、これまた選曲、カリブ風味の洒落たアレンジが絶妙。
1.「この素晴らしき世界(What A Wonderful World)」
ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)が歌った、1968年の全英1位のヒット曲で、CM等でおそらく誰でも聞いたことのある名曲。
You Tube上のルイ・アームストロング(Louis Armstrong)「この素晴らしき世界(What A Wonderful World)」の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=VQk2LtK680w
チャーベこと松田岳二は、こういったベタベタな名曲のカヴァーのセンスが特に良い。
軽やかなレゲエ・アレンジがまたピッタリ。
3.「アヴェ・マリア (Ave Maria)」
スコット・ランドの詩人、ウォルター・スコット(Walter Scott)の詩にフランツ・シューベルト(Franz Schubert)の「シューベルトのアヴェ・マリア」として誰でも耳にしたことのある曲で、正式にはシューベルトの「エレンの歌第3番(Ellens dritter Gesang)」(1825年)というらしい。
You Tube上のルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti)版「アヴェ・マリア (Ave Maria)」 の映像。
http://www.youtube.com/watch?v=2uYrmYXsujI
文句のつけようのない素晴らしいメロディーに、キュビズモ・グラフィコ・カリビアン・アンサンブル(Cubismo Grafico Caribbean Ensemble)版は、櫛引彩香(kushibiki sayaka)のヴォーカルが実に気持ちいい。
4.「愛をささげて(Devoted To You)」
ザ・エヴァリー・ブラザーズ(The Everly Brothers)の1958年の全米10位のヒット。
You Tube上のザ・エヴァリー・ブラザーズ(The Everly Brothers)「愛をささげて(Devoted To You)」の音のみ。
http://www.youtube.com/watch?v=Nt-kM3Prb04
9.「ジャマイカ・ソング(Jamaica Song)」
ブッカー・T&ザ・MG's(Booker T. & the M.G.'s)のキーボディスト、ブッカー・T・ジョーンズ(Booker T. Jones)のソロ作「EVERGREEN」(1974年)収録の隠れた名曲で、私もそうですがハナレグミのカヴァーで知った人が多いはず。
You Tube上のブッカー・T・ジョーンズ(Booker T. Jones)版「ジャマイカ・ソング(Jamaica Song)」の音だけ。
http://www.youtube.com/watch?v=xo74XqKn-vk
この曲も、キュビズモ・グラフィコ・カリビアン・アンサンブル(Cubismo Grafico Caribbean Ensemble)版は、櫛引彩香(kushibiki sayaka)のヴォーカルが実に気持ちいい。
その他、合間のチャーベこと松田岳二のオリジナルも素晴らしく、本当に気持ち良くなれるアルバムです。
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