年をとっても重さが負担にならない洋食。「資生堂パーラー 日本橋高島屋店」(日本橋)
年をとってくると、大変残念ながら重く感じることが多くなるのが洋食。
そんな中、年をとっても重さが負担にならない、あっさりとした洋食を食べさせてくれるのが、「資生堂パーラー 日本橋高島屋店」(日本橋)。
大企業の資本による経営、デパートの中の出店ながら、何を食べてもおいしいクォリティー・コントロールは見事です。
公式ホーム・ページによると、資生堂パーラーは、1902年(明治35年)、東京銀座の資生堂薬局内に「ソーダファウンテン」として誕生し、日本初のソーダ水や当時はまだ珍しかったアイスクリームを販売。
1928年(昭和3年)から本格的にレストランを開業、西洋料理の草分けとして、現在に至っているとのこと。
場所的・値段的にも相当敷居が高い「銀座本店」と比べ、「日本橋高島屋店」は、比較的手軽に様々なメニューが楽しめます。
まずは、セットにすると付いてくる、グリーン・ピースの冷たいスープ。
手間と時間を惜しまず10時間かけて作るコンソメがベースになっているらしく、フランス料理店なみのおいしさ。
冒頭の写真は、「日本橋高島屋店」の特別メニューの、2品を選べるプリフィクス・セットで、オム・ライスとハンバーグのセット。
特に、単なるケチャップではない酸味の利いたトマトのソースのオム・ライスがおいしい。
ハンバーグも、ひき肉の素材の良さが十分に味わえます。
ドミグラスソースだけでは味が重くなるので、トマトソースを加え爽やかな酸味をプラスしたというソース、注文のつど炒めてソースと合わせ風味や歯ごたえが主張するように仕上げたという具の脂身のほとんどない牛フィレ肉と玉ねぎ。
他店と一線を画する、胃もたれしないさっぱりとしたおいしさです。
1928年(昭和3年)のレストラン開業時からのレシピに基づくという、脂身のほとんどない牛フィレ肉を使ったビーフ・カレー・ライスもおいしい。
ラードで玉ねぎ、にんにく、しょうがをゆっくり揚げ、良い香りをうつしてから、小麦粉とカレー粉を合わせて炒め、オーブンへ入れて一時間置き、焼き色がつき深みのある鳶色になったら、鶏ガラ、香味野菜、ブイヨンを加えてゆっくり煮込み、ていねいに漉して完成という手間ひまがかかっているらしい。
具のロースト・ビーフから、付け合せのピクルスまで、今まで食べたことのないような次元のおいしさ。
もっとも、サンドウィッチって、通常はレストランで注文することはあまりなく、比較対象の経験が少ないのではありますが。
パーラーという店名、創業の経緯からわかるとおり、デザートにはケーキに合わせてアイスクリームがついてきます。
洋食と同様にさっぱりとして、量も適量。
「資生堂パーラー 日本橋高島屋店」ですが、難点は「銀座本店」程では当然ないものの、お値段がなかなかよろしいところでしょうか。
ただし、素材の良さと手間ひまを考えると、「日本橋高島屋店」ならコスト・パフォーマンスは良いとも言え、年配の常連客を見てもわかるとおり、年をとっても重さが負担にならない洋食店として貴重な存在だと思います。
| 固定リンク
« ピチピチしたマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)。「ザ・ベスト・オブ・マイケル・ジャクソン&ジャクソン5(Michael Jackson&Jackson5 The Motown Years)」 | トップページ | アルバムとしてのまとまりが素晴らしい、高橋幸宏のイベントのオフィシャル・コンピレーション。「WORLD HAPPINESS」 »
「ランチ・グルメ等(八重洲・京橋・銀座・丸の内・日本橋・築地)」カテゴリの記事
- 今年もおいしくいただきました。イデミ・スギノ(HIDEMI SUGINO)」の2018年 クリスマスケーキ 「ソフィア(Sofia)」と「マスコット(Mascotte)」(2018.12.31)
- 2017年のバレンタインは2015年のクリスマスケーキと同じ。「イデミスギノ(HIDEMI SUGINO)」(京橋)(2018.02.11)
- 磨き続ける職人芸、今年も学ばせていただきした。イデミ・スギノ(HIDEMI SUGINO)」の2017年 クリスマスケーキ 「ポワフィッカ(Poificca)」と「エテルニテ(Eternité)」(2017.12.24)
- 2017年のバレンタインはなんと前年とまったく同じ。「イデミスギノ(HIDEMI SUGINO)」(京橋)(2017.02.12)
- 磨き続ける職人芸、今年も学ばせていただきます。イデミ・スギノ(HIDEMI SUGINO)」の2016年 クリスマスケーキ 「フィースト(Feast)」と 「ラウレッタ(Lauretta)」(2016.12.10)



コメント