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洒落たポップ・センスの濃い目のメロディーが実に貴重な今日この頃、見逃せない再発盤No.2。松尾清憲(Kiyonori Matsuo)「Help!Help!Help!」

H210828_help_help_help 元シネマ(Cinema)のヴォーカリストにして、鈴木慶一の親しみやすく洒落たポップ・センスの後継者とも言うべき存在だった、松尾清憲(Kiyonori Matsuo)の全作品が、最新デジタル・リマスタリング+ボーナス・トラック付+紙ジャケで本年2月に一挙再発。 

 今回、ご紹介するのは、セカンド・アルバム、「Help!Help!Help!」(1985年11月)。

  発売当時は、前作「SIDE EFFECTS[恋の副作用]」(1985年4月)のインパクトがあまりにも強かったため、多少印象が薄かった記憶が。

 しかし、改めて今聴いてみると、前作に引き続き、松尾清憲の、他に得がたい個性といえる、洒落たポップ・センスの濃い目のメロディーに、プロデューサーの白井良明の変幻自在のギターが実に楽しい傑作です。

 You Tube上の3曲目「ムーンライト ランデヴー 」のライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=vmOsKOCxW68

 この曲は、ビック・バンド・ジャズ風の曲で、「Help!Help!Help!」(1985年11月)の楽しさは、ポップス万華鏡とも言うべき曲調のレンジの広さ。

 先日ご紹介した、スパークス(Sparks)「スパーク・ショー(INDISCREET)」(1975年)とも相通ずる感覚。

 前作同様、白井良明のジェイ・グレイドン(Jay Graydon)+ブライアン・メイ(Brian May)とでもいうようなハーモナイズド・ギターが印象的な1曲目「僕等のハックルベリーフィン」、 当時流行ったキッド・クレオール&ザ・ココナッツ(Kid Creole and the Coconuts)のようなモダン・ジャングル・サウンドの2曲目「アマゾン ボーイ」、ブルー・アイド・ソウル風名曲の6曲目「さよならはヴァニラ色」など聴き飽きません。

 本盤も、実に良い音のデジタル・リマスタリング、松尾清憲のていねいな全曲解説、4曲のライヴとアルバム未収録のシングルB面曲のボーナストラック付と、心のこもった再発仕様も満足度十分。

 洒落たポップ・センスの濃い目のメロディーが、近頃見かけず恋しいとお感じのあなたに、見逃せない再発盤です。

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