全体のまとまりが素晴らしく、かなり好きなアルバムです。UA(ウーア)「ATTA(アッタ)」
作年8月に第2子を出産し、妊娠中に自宅で撮影した写真を使用した強烈なジャケットのシングル、「2008年」(2008年12月)が記憶に新しいUA(ウーア)。
その「2008年」が収録された、「Golden green」(2007年6月)以来2年ぶりとなる8枚目のオリジナル・アルバム、「ATTA(アッタ)」(2009年7月)がようやく発売。
UA自身の手による「ATTA(アッタ)」の文字と、出産後のすっぴん顔のようにも思われる自然体の写真が印象的なジャケットの本作、全体のまとまりが素晴らしく、UA作品の中では一番といっても良いほど、かなり好きなアルバムです。
万人受けを意識せず質の良い音楽を作れれば良しとする、いわゆるグッド・ミュージック的アーティストがものすごく増えてきていて、キャッチーな音楽が少なくなったと、当ブログでも何回か指摘させていただいている今日この頃。
UA(ウーア)の新作、「ATTA(アッタ)」(2009年7月)も実は、キャッチーな曲はほとんどなく、いわゆるグッド・ミュージック的アルバム。
ところが、1曲を除きをUAが作詞しているものの、LITTLE CREATURES、内橋和久、半野善弘、YOSHIMIO(BOREDOMS)、AMP KOLT(a.k.a.mai fujinoya)、朝本浩文、細野晴臣といった作曲・編曲者がいつものようにバラバラの本作ですが、出産を経てさらにスケールが大きくなったUAの力なのか、長年培った阿吽の呼吸というべきなのか、すごくまとまりがあり、実に気持ちいいアルバムの仕上がり。
キャッチーな音楽ではないけど、これもまた良いもんだと、これはこれで納得。
公式サイトのブログでもたくさんアップされている、Youtube上の「ATTA(アッタ)」のメイキング・ビデオの中から、UAではなく唯一の青柳拓次作詞、細野晴臣作曲「月がきえてゆく」の部分。
http://www.youtube.com/watch?v=n4HIFfyxP7s
リラックスした制作過程がよくわかります。
Youtube上の、7月25日のフジ・ロック・フェスティバル(Fuji Rock Festival)での、青柳拓次作曲・LITTLE CREATURES編曲の1曲目「愛の進路」のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=mxeKjRjhf0E
日本のビョーク(Björk)ともいうべきか、着実にスケールの大きな歌い手、アーティストへと進化し続けるUAに今後も期待いたします。
| 固定リンク
« 平成21年(2009年)税制改正でこうなるNo.21。経済危機対策による追加税制改正:直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の500万円非課税制度(個人) | トップページ | 平成21年(2009年)税制改正でこうなるNo.22。企業再生関係税制:評価損益の対象となる資産の範囲の拡大(債権・少額資産)(法人) »
「音楽等(やや通向)」カテゴリの記事
- アカウンティング&ミュージック 2022年邦楽再発・再編集等ベスト3。第3位:かの香織(Caoli Cano)「CAOLI CANO COLLECTION」(2023.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2022年邦楽再発・再編集等ベスト3。第2位:ポータブル・ロック(Portable Rock)「PAST&FUTURE ~My Favorite Portabel Rock」(2023.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2022年邦楽再発・再編集等ベスト3。第1位:久保田麻琴と夕焼け楽団(Makoto Kubota&The Sunst Gang)「ライブ・ベスト&モア(LIVE BEST&MORE)」(2023.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2022年洋楽再発・再編集等ベスト3。第3位:スクリッティ・ポリッティ (Scritti Politti)「Cupid & Psyche 85( キューピッド&サイケ85)」(2023.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2022年洋楽再発・再編集等ベスト3。第2位:オインゴ・ボインゴ(Oingo Boingo)「Good for Your Soul (2021 Remastered & Expanded Edition)(グッド・フォー・ユア・ソウル)」(2023.01.03)
コメント