今年も出ました。「不動産税額ハンドブック〈平成21年改正版〉」
■「不動産税額ハンドブック」の特徴
まず、不動産取引に関する諸税、譲渡所得税、相続税、贈与税、消費税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税、都市計画税、所得税等の住宅ローン控除がコンパクトにまとめてあり(といっても以前と比べだいぶ厚くなりましたが)、税額計算に大変便利。
また、税制改正についても、平成21年主要改正点だけでなく、前期以前3年分の改正点についても巻末資料として掲載されている点、耐用年数表が平成9年までの短縮前のものも記載されており短縮前の耐用年数を考慮した建物の取得費の算出に役立つ点もポイントが高い。
■相続税の概算税額表
私のお気に入りは、本書の「相続税の概算税額表」。
正味遺産総額6,000万円から50億円まで適度なピッチで、「配偶者と子のケース」、「子のみのケース」、「配偶者と親のケース」、「配偶者と兄弟姉妹のケース」の場合に分けて、相続税の概算税額を明示。
おおまかな相談には、たいていこれで対応できます。
これからも、末永くお付き合いさせていただきたいと思います。
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