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我が人生の1枚。1979年という時代が生んだ奇跡のアルバムNo.2。ダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)「モダン・ポップ(X-STATIC)」

H210705  6月25日発売のBMG JAPAN,INC.の「Blu-spec CDTM」 25タイトルに、見事選出されたダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)「モダン・ポップ(X-STATIC)」(1979年)。

 ホール&オーツのファンからは過渡期の中途半端なアルバムと思われているし、ニュー・ウェーヴ・ファンに聞かせると「これはディスコだ」と言われたりして、なかなか理解が得られないアルバムというもどかしさを感じつつ、約30年。

 実のところ、「Blu-spec CDTM」、残念ながら私のBOSEのWave Music Systemだと、写真の2005年の紙ジャケ・リマスター盤と音の違いがほとんどわかりません。

 しかし、今こそ、「モダン・ポップ(X-STATIC)」の再評価、ここで私も一肌脱ぎましょうということで、前回に引き続き語らせていただく「モダン・ポップ(X-STATIC)」の第2回です。

■チョッパー・ベースはニール・ジェイソン(Neil Jason) 説の新たな証拠

 前回、書かせていただいた後、Youtubeを見ていたら、実に面白い動画を発見。

 何と、ザ・ブレッカー・ブラザーズ(The Brecker Brothers) 「デタント(Detente)」(1980年)でのリズム・セクション、ニール・ジェイソン(Neil Jason:B) &名手スティーヴ・ジョーダン(Steve Jordan:D)が、ヴァン・ヘイレン(Van Halen)「1984」(1984年)収録「パナマ(Panama)」をお題に、TV番組で天才エドワード・ヴァン・ヘイレン(Edward Van Halen:G)と渡り合い。

 http://www.youtube.com/watch?v=QrsKY-Q4OdY

 ニール・ジェイソン(Neil Jason)の、タテのりロックン・ロール・チョッパー・ベースともいうべき(今ならタテのりロックン・ロール・スラップ・ベース?)、「熱い鉄板の上を跳びはねているような」ベース、正に「モダン・ポップ(X-STATIC)」のベース・スタイルと同じではありませんか。

■それでは全曲ご紹介

1.「微笑は思い出(Woman Comes and Goes)」

 ダリル・ホール(Daryl Hall)の作詞/作曲/リード・ヴォーカル。

 当時、ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)のバンドのメンバーでもあったジェリー・マロッタ(Jerry Marotta)のスネアから始まりますが、ラウドなドラムの録音が80年代を先取りしています。

 翌年発売された、ヒュー・パジャム(Hugh Padgham)のラウドなドラムの録音であまりにも有名な「ピーターガブリエル III (Peter Gabriel III)」(1980年)でも、ジェリー・マロッタ(Jerry Marotta)は多くの曲でドラムを叩いていました。

2.「ウェイト・フォー・ミー(Wait For Me)」

 ダリル・ホール(Daryl Hall)の作詞/作曲。

 アルバムからの最初のシングルで、全米18位、日本での結構人気があった、美しいメロディーの曲。

 You Tube上の「ウェイト・フォー・ミー(Wait For Me)」のプロモーション・ビデオ。

 http://www.youtube.com/watch?v=tZTCxL-v1x4

 G.E.スミス(G.E..Smith)のスタイルと異なる見事なハーモナイズド・ギター、ジェイ・グレイドン(Jay Graydon)が実は弾いているのではないかと私は疑っています。

 それが証拠のYou Tube上の「ウェイト・フォー・ミー(Wait For Me)」のライヴ。

 http://www.youtube.com/watch?v=6G-V5_QI2Gg

3.「僕のポータブル・ラジオ(Portable Radio)」

 ジョン・オーツ(John Oates)の作曲、作詞はダリルとの共作。

 出ました、おそらくニール・ジェイソン(Neil Jason) 、タテのりチョッパー・ベースの、ディスコ・ビート・ナンバー。

 You Tube上の「僕のポータブル・ラジオ(Portable Radio)」のプロモーション・ビデオ。

 http://www.youtube.com/watch?v=bMHfBEP6nMo

 この曲の最後で、アルバム・タイトルと関連する「It's x-static」という歌詞が歌われています。

4.「空のファンタジー(All You Want Is Heaven)」

  ジョン・オーツ(John Oates)の作詞/作曲の名曲。

 その後のエア・プレイ(Air Play)に通ずる、フォスター&グレイドン・サウンドの典型作で、フォスターのピアノの連打、しなやかにうねるグレイドンのハーモナイズド・ギターはもう最高。

 スティーリー・ダン(Steely Dan)「ペグ(Peg)」や、マンハッタン・トランスファー(The Manhattan Transfer)「Twilight Zone/Twilight Tone」と並ぶ、ジェイ・グレイドン(Jay Graydon)の名演ではないかと私は思っています。

5.「世界は美しい(Who Said the World Was Fair)」

 ダリル・ホール(Daryl Hall)、サラ・アレン(Sara Allen)の作詞/作曲。

 これも、おそらくニール・ジェイソン(Neil Jason) 、タテのりチョッパー・ベースの、ディスコ・ビート・ナンバー。

 このパターンの曲が当時のニュー・ウェーブ・ファンから軽薄と見られてしまいましたようですが、私は楽しくて大好きです。

6.「ランニング・フロム・パラダイス(Running From Paradise)」

 ダリル・ホール(Daryl Hall)、サラ・アレン(Sara Allen)の作詞、ダリルの作曲。

 おそらく、デビッド・フォスター(David Foster)の仕事と思われるスペーシーなシンセ音、もうやり放題のタテのりチョッパー・ベースがこれまた最高。

7.「君はナンバー・ワン(Number One)」

 ダリル・ホール(Daryl Hall)の作詞/作曲。

 これはもう、ポリス(The Police)の影響と言って間違いない、ホワイト・レゲエ。スカスカのサウンドが気持ちイイ。

8.「ビバップ/ドロップ(Bebop/Drop)」

 ジョン・オーツ(John Oates)の作詞/作曲。

 これまた、やり放題のタテのりチョッパー・ベースの、のりのりロックン・ロール・ナンバー。

 You Tube上の「ビバップ/ドロップ(Bebop/Drop)」のライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=y32F5w-gYBc

 1980年の初来日公演はこんな感じでした。

 ジョン・シーグラー(John Siegler)は、チョッパー・ベースはせず、ニール・ジェイソン(Neil Jason) が実はたくさん弾いちゃってる説は間違いなさそうですね。

9.「ハロフォン(Hallofon)」

 ダリル・ホール(Daryl Hall)作曲のインスト。

 ミステリアスなシンセ音が、マンハッタン・トランスファー(The Manhattan Transfer)「Twilight Zone/Twilight Tone」とよく雰囲気が似ています。

10.「イントラヴィノ(Intravino)」

 ダリル・ホール(Daryl Hall)、ジョン・オーツ(John Oates)、サラ・アレン(Sara Allen)の作詞、ダリルの作曲のワイン讃歌。

 エルビス・コステロ(Elvis Costello)「パンプ・イット・アップ(Pump It Up)」(1978年)、XTC「ファンク・ポップ・ア・ロール(Funk Pop a Roll)」(1983年)と並んで大好きな、実にポップなロックン・ロール。

 You Tube上の「イントラヴィノ(Intravino)」のプロモーション・ビデオ。

 http://www.youtube.com/watch?v=J7ZmTpnQzVs

 You Tube上の「イントラヴィノ(Intravino)」のライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=h5hy8gXNe98

 オリジナル・アルバムはここでおしまいですが、「Blu-spec CDTM」と2005年紙ジャケ・リマスター盤は、ボーナス・トラックとして、ポップな「タイムズ・アップ(Time's Up (Alone Tonight)」と、「ハロフォン(Hallofon)」と同じ効果音が使われていて興味深い「ノー・ブレイン・ノー・ペイン(No Brain, No Pain)」の2曲が収録。

 いやぁ、長年の疑問がかなり検証できました、You Tubeに感謝!

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