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素材によって工夫をこらした揚げ方を楽しむ、至福のひととき。「てんぷら深町」(京橋)

Photo  「てんぷら深町」(京橋)は、神田駿河台「山の上ホテル」、池波正太郎が愛した店として知られる天ぷら店「山の上」で料理長を含め35年間勤めたご主人が平成14年に開業。

 今まで、お昼の「特製かき揚げ天丼」しか食べたことがなく、いつかお昼の「天ぷら定食」の方も食してみようと思っていましたが、そうこうするうちにミシュランの星付店に輝き、お値段も上がり、高い敷居がますます高く感じてきたりして現在に。

 ようやく、今回、ちょっとした機会があり、お昼の「てんぷら定食」に挑戦。

 「てんぷら近藤」(銀座)などとも同じ、高温と低温の2つの鍋を駆使したいわゆる「二鍋」による、素材によって工夫をこらした揚げ方は正に絶品、至福のひとときが味わえます。

1 「てんぷら深町」のお昼の「てんぷら定食」は3種類。

 ①車えび(二)野菜(十)にご飯赤出しの「野菜定食」6,300円

 ②車えび(二)魚(三)野菜(五)にご飯赤出しの「野菜定食」6,300円

 ③車えび(二)魚(三)野菜(五)に天丼天茶天バラ選択の「野菜定食」8,400円

 今回は②を選択。

2_2 最初に、くるま海老の頭が出され、次にくるま海老の本体。

 塩、レモン、大根おろし、天つゆをお好みで。

 大根おろしは、おろし方も実にていねいで、盛りつけも芸術的。

3_4 季節のタラの芽。

 野菜がおいしい。

 今度は、①の「野菜定食」を試してみたい。

4  小玉ねぎ。

 私は、油を吸った玉ねぎのかき揚げが実は苦手。

 しかし、この小玉ねぎは、揚げ方、旨味、ともに絶品。

 今回、一番のお気に入りかも。

5  きす。

 ふっくらとした大振りのきす。

 魚の揚げ方も絶品。

6  なす。

 小玉ねぎと同じくらい気に入ったのがこのなす。

 やはり、次は「野菜定食」でしょうか。

7  めごち。

  めごちも、私が今まで食べた中で一番やわらくておいしい。

 正に「別物」という印象。

8 しいたけ。

 繰り返しになりますが、特に野菜の揚げ方に技を感じます。

9  アスパラ。

 

13  最後は、穴子。

 表面をカリっと仕上げたところが、他の天ぷら店と一線を画す出来。

  その他に、ご飯、赤出し、香の物、デザートがつきます。

 以前は、①、②が5,250円、③が7,350円、「特製かき揚げ天丼」が2,100円でした。

 ちょっと、贅沢ではありますが、素材によって工夫をこらした揚げ方を楽しむには、一度に同時に様々な食材を揚げてしまう「特製かき揚げ天丼」よりも、やはり素材ごとに一品づつ工夫を凝らして揚げる「てんぷら定食」の方が断然楽しめると思います。

 夜は、さらにお値段もはり、生うに、はまぐり、ふぐの白子、まつたけといった独自の高級食材が楽しめるようですが、一般的な食材に対する揚げ方を楽しめる昼の「てんぷら定食」、十分に至福のひとときが味わえます。

 

 

  

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