マザー、ファーザー、シスター、ブラザー、ソウルトレイン(Soul Train)のテーマの2008年デジタル・リマスターが入っています。「ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て(Love Train:The Sound of Philadelphia)」
細野晴臣、ジェネシス(Genesis)のものと並んで、ゴールデン・ウィーク中に聴きまくったボックス・セットが、「ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て(Love Train:The Sound of Philadelphia)」 (米盤2008年10月、日本盤2009年2月)。
フィラデルフィア(フィリー)・ソウル(Philadelphia (Philly) soul)とは、1970年代前半に大流行した、作品の大半がシグマ・サウンド・スタジオ(Sigma Sound Studio)で制作されたことからシグマ・サウンド(Sigma Sound)とも言われることもある、フィラデルフィア(Philadelphia)発のストリングスを多用した都会的で洗練されたスウィートなソウル・ミュージック。
1971年にケニー・ギャンブル(Kenny Gamble)とリオン・ハフ(Leon Huff)によるプロダクション・チーム「ギャンブル&ハフ(Gamble&Huff)」が設立したフィラデルフィア・インターナショナル・レコード(PIR:Philadelphia International Records)が震源地で、その音源を中心に71曲、2008年デジタル・リマスターCD4枚組にまとめたたのが、「ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て(Love Train:The Sound of Philadelphia)」。
我々の世代にとっては本当に懐かしい、テレビ番組「ソウルトレイン(Soul Train)」のテーマにして、当時のラジオ関東「全米TOP40」のエンディング・テーマ、MFSB フィーチャリング・スリー・ディグリーズ(MFSB featuring vocals by The Three Degrees)「TSOP (The Sound of Philadelphia)」も、2008年デジタル・リマスターで楽しめます。
1970年代前半当時は、「全米TOP40」を聴くと、嫌でも耳にしたフィラデルフィア(フィリー)・ソウル(Philadelphia (Philly) soul)。
何もわからぬ中学生の私にとっては、イージー・リスニング的な軟弱ポップ・ミュージックに思われ、いまだに耳に残っているものの当時は忌み嫌っていた記憶が。
ところが、その後、ネルソン・ジョージ(Nelson George)(著)・林田ひめじ(訳)「リズム&ブルースの死」(原作1988年・日本語訳1990年)を読んで、ケニー・ギャンブル(Kenny Gamble)によるメッセージ色の強いものだったことが判明。
筋金入りのメッセージの押し付けがましさを感じさせない、都会的で洗練されたスウィートなサウンド作りこそ、「ギャンブル&ハフ(Gamble&Huff)」の卓越した才能のなせる技なのでしょう。
フィリー・ソウル(Philly soul)って気持ちがいいんだ、堂々と好きだと言っていいんだと教えられたのが、ピチカート・ファイヴ(Pizzicato Five)「ベリッシマ(Bellissima!)」(1988年)。
必ずしもフィリー・ソウル(Philly soul)だけでなく、スウィートなソウル全般へのオマージュである「ベリッシマ(Bellissima!)」ですが、左写真の再発盤とは異なる発売時の帯のコピー「汗知らずスーパー・スィート・ソウル」は、フィリー・ソウル(Philly soul)に言い得て妙の言葉。
以来、私もフィリー・ソウル(Philly soul)への妙な壁はなくなりました。
名曲、ヒット曲揃いの「ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て(Love Train:The Sound of Philadelphia)」ですが、私にとって一番思い出深いのは、以前にもご紹介したように中学時代に眠い目をこすりながら聴いた、土曜日25:00にラジオから流れてきた、ラジオ関東「全米TOP40」のエンディング・テーマ、MFSB フィーチャリング・スリー・ディグリーズ(MFSB featuring vocals by The Three Degrees)「TSOP (The Sound of Philadelphia)」。
You Tube上のスリー・ディグリーズ(The Three Degrees)「TSOP (The Sound of Philadelphia)」のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=aZusnzOd5_w
フィリー・ソウル(Philly soul)のサウンドの要は、やはりほとんどを演奏している音楽集団、MFSB (Mother, Father, Sister, Brother)。
特にドラムのアール・ヤング(Earl Young)の人力トランス的反復リズムは、繰り返し聴いていると病みつきになる何とも言えない気持ちよさ。
マザー、ファーザー、シスター、ブラザー、2008年デジタル・リマスターの「ラヴ・トレイン:フィリー・ソウルの全て(Love Train:The Sound of Philadelphia)」、日本語訳ブックレット付き完全生産限定盤ですので、お買い忘れのないように。
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