21世紀の日本に突如現れた、ピュア・ブラック・ロックン・ロール。THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)「THIS IS MY STORY」
THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)は、小学校からの同級生のRyo"ROY"Watanabe(渡辺 亮:Vo/B)、Yoshiro"JIM"Kimura(木村 順彦:G)、Masahuiro"MARCY"Yamaguchi(山口 雅彦:Dr)と高校からの同級生、Taku"TAXMAN"Fukunaga(舟山 卓:G/Vo)によって2004年1月1日に結成された、現時点で平均年齢24歳の4人組ロックンロールバンド。
リトル・リチャード(Little Richard)、レイ・チャールズ(RAY CHARLES)、チャック・ベリー(Chuck Berry)に代表されるブラックなロックンロール、リズム&ブルースのストレートな影響が新鮮。
2006年3月に、インディーズのSEEDS RECORDSより、1stアルバム「YESTERDAY AND TODAY」をリリース。
ビートルズ(The Beatles)、ジェームス・ブラウン(James Brown)等のカヴァー曲とオリジナル曲が半々で、少々初々しさがあるものの、今や各方面で大絶賛、Ryo"ROY"Watanabe(渡辺 亮)の日本人とは思えないファンキーで太い声が早くも全開。
1年後の2007年3月には、SEEDS RECORDSより、昔懐かしい洋楽アナログ盤仕様、裏面に星加ルミ子氏の解説付、シングル「I BEG YOU」をリリース。
4曲中、3曲がRyo"ROY"Watanabe(渡辺 亮)のオリジナル、1曲がマージービーツ(MERSEYBEATS)の渋いカヴァー。
とにかく1曲目「I BEG YOU」にシビレます。
You Tube上の「I BEG YOU」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=Rfy7BrUYVs4
相変わらずのRyo"ROY"Watanabe(渡辺 亮)のファンキーな声に、ギターの歯切れの良さ、センスの良さが急成長で追いついてきます。
2008年2月には、SEEDS RECORDSより、2ndアルバム「Awaking of Rhythm And Blues」をリリース。
何といっても、ロボット・デザイナーとして有名な松井龍哉デザイン、スター・フライヤー(Star Flyer)社のエアバスA320の機体を用いたジャケットがスマート&クールで、ビジュアル的にも急成長。
アート・ディレクション&デザインは、小西康陽のレディメイド・インターナショナル(readymade international)出身、solla inc.の吉永祐介氏で、この人には今後注目。
サウンド面でも、成長はとまらず、貫録すら漂わせてきました。
You Tube上の4曲目「I'm in love with you」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=8pM3hTy8-x8
ライナー・ノーツでは、大御所、大貫憲章氏もその声とサウンドを大絶賛。
そして、2009年4月、ビクターの洋楽・本格指向の新レーベル「Getting Better(ゲッティング・ベター)」から、3rdアルバムにして、メジャー・デビュー・アルバム 「THIS IS MY STORY」をリリース。
ジャケット・デザインは、前作同様にsolla inc.の吉永祐介氏、THE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)にピッタリで、今後も絶対にこのビジュアルで行くべき。
本盤では、チャットモンチー(CHATMONCHY)を手がける中野正之をレコーディング&ミキシング・エンジニアに起用し、録音面で成長。
You Tube上の1曲目「EMOTION POTION」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=sJ7d5Wa87_c
ギターの音、すごく良くなってきました。
LOVE PSYCHEDELICO(ラブ・サイケデリコ)のNAOKI が、この曲を始め4曲をプロデュース。
細野晴臣が、「細野晴臣の歌謡曲~20世紀BOX」(2009年4月)のブックレットのインタビューで、最近の日本の若者はホルモンのせいか良い声の人がいなくなったと嘆いていましたが、Ryo"ROY"Watanabe(渡辺 亮)が突然変異的に登場。
スマートなルックスと相反する激渋の大人声、オランダのウーター・ヘメル(Wouter Hamel)と相通ずるものがあります。
今のところ全曲英語詩で、2007年には、オーストラリア・ツアーを成功させたTHE BAWDIES(ザ・ボウディーズ)、グローバルな活躍にも期待したいピュア・ブラック・ロックン・ローラーです。
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