21世紀の1人「はっぴいえんど」。大橋トリオ(ohashi Trio)「A BIRD」
以前に、「recommuni blog Editor's Choice」の音楽評論家高橋健太郎氏の記事を読み、知る人ぞ知る存在らしくちょっと気になっていた大橋トリオ(ohashi Trio)。
そうこうするうちに、メジャー・デビュー・アルバム「A BIRD」(2009年5月)が発売され、前作「THIS IS MUSIC」(2008年7月)の全日本CDショップ店員組合主催「第1回CDショップ大賞」の準大賞受賞の記事が5月15日の朝日新聞に乗り、意外な人気ぶりに少々驚き。
さっそくチェックさせていただいた大橋トリオ(ohashi Trio)。
私の印象は、21世紀の1人「はっぴいえんど」、なるほどのグッド・ミュージックです。
大橋トリオ(ohashi Trio)は、「ウィキペディア(Wikipedia)」によると、1978年生まれの洗足学園音楽大学音楽学部ジャズコースピアノ科卒のマルチ・プレイヤー、大橋好規のソロ・プロジェクト。
大学卒業後の2003年、大橋好規名義で、映画「この世の外へ クラブ進駐軍」にミュージシャン役で出演し、ピアノ演奏および編曲を担当し、藤原ヒロシズ・チルドレンの一人、俳優の村上淳へピアノの演奏指導を行ったことから、村上淳の後押しがあり、その後数々の映画音楽やCM・CF音楽を担当したり、その存在が知れ渡るようになっていったらしく、自分で歌うよう勧めたのも村上淳らしい。
大橋トリオ(ohashi Trio)の1stアルバムは、「PRETAPORTER」(2007年12月)。
1stアルバムから、21世紀の1人「はっぴいえんど」ともいうべき、大橋トリオ(ohashi Trio)のサウンドは既に確立。
ただし、1人「はっぴいえんど」という印象ながら、実は作詞は自分では行わず、文学的な日本語詞は、コーラスでも参加しているMICcAなる女性によるもの。
You Tube上の10曲目「BAUMKUCHEN」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=p-ee1n0n084
You Tube上の11曲目「Dearest Man」のアルバムのアート・ワークも担当した村上淳出演のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=e0YY9QiBBRw
大橋トリオ(ohashi Trio)の2ndアルバムは、「THIS IS MUSIC」(2008年7月)。
村上淳は、アート・ワークだけでなく、「THIS IS MUSIC」というアルバム・タイトルも考案したらしい。
You Tube上の1曲目「Happy Trail」の村上淳出演のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=DtcrAihuIM8
このアルバムでは、ソング・ライティング力が急上昇、キャッチーなサビが頼もしくなってきました。
バンジョーの弾き語りも、スフィアン・スティーヴンス (Sufjan Stevens)やルーク・テンプル(Luke Temple)に相通ずる気持ちよさ。
その後、大変申し訳ありませんが私の気には止まらなかったのですが、小泉今日子「Nice Middle」(2008年11月)に「恋する男」「あなたと逃避行」の2曲で作曲・編曲・音楽プロデュース・演奏で参加し、3rdアルバムにして、メジャー・デビュー・アルバム「A BIRD」(2009年5月)を発表。
You Tube上の3曲目「A Bird」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=Ugd3n0_QuUY
同じく「A Bird」のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=Hu-5yofMtgc
アメリカン・クラシック風のステージ衣装も、なんとなくザ・バンド(The Band)を連想させ、味がありますね。
大橋トリオ(ohashi Trio)=大橋好規、今後も要注目です。
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