ポップ・ミュージックが進化を遂げようとする瞬間を感じさせる、新しい音。トクマルシューゴ(Shugo Tokumaru)「ラムヒー(Rum Hee)」(M)
「EXIT」(2007年10月)の、きらびやかで躍動感に満ちた新鮮な音響感には、本当に度肝を抜かれました。
「日本のスフィアン・スティーヴンス (Sufjan Stevens)」などと呼ばれているようですが、確かにアコースティック楽器の多用やささやくようなヴォーカルに共通点はあるものの、もっと未来への志向を感じさせてくれるのがトクマルシューゴ(Shugo Tokumaru)の音。
このポップ・ミュージックが進化を遂げようとする瞬間を感じさせるような感覚は、コーネリアス(Cornelius)の傑作「ポイント(POINT)」(2001年)を初めて聴いた時に感じたものと近い感覚。
実験音楽のようでありながら、人懐っこさを持ったポップ・センスを失わないところも両者に共通する長所。
You Tube上の、「ラムヒー(Rum Hee)」付録のDVDにも収められた、「EXIT」1曲目「Parashute」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=Li_nc8ED6qI
この曲、何度聴いてもすごいの一言。
You Tube上の、「ラムヒー(Rum Hee)」付録のDVDにも収められた、「EXIT」2曲目「Green Rain」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=fM08FsPn9h4
この曲もすごいです。
You Tube上の、「ラムヒー(Rum Hee)」付録のDVDにも収められた、「EXIT」3曲目「Clocca」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=yY_EcsUN1oI
You Tube上の、「ラムヒー(Rum Hee)」付録のDVDにも収められた、「EXIT」5曲目「Button」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=IVImEDzRnjw
新作「ラムヒー(Rum Hee)」ですが、残念ながら新曲は3曲ですが、どの曲も高い完成度。
You Tube上の、「ラムヒー(Rum Hee)」のCM。
http://www.youtube.com/watch?v=DInUKmlusxU
言葉のセンスも含めた、きらびやかで躍動感に満ちた音響感は、やはり新鮮。
トクマルシューゴ(Shugo Tokumaru)のこの音響感は、長時間にわたる緻密なスタジオ・ワークにより生み出されるようで、フル・アルバムの制作には時間がかかるようですが、「EXIT」の延長上の新型ポップ・ミュージックのフル・アルバム、期待いたします。
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