お昼(ランチ)のフレンチのコースこそ真骨頂だと思います。「レストラン サカキ」(京橋)
昼は洋食、夜はフレンチの形態で知られる「レストラン サカキ」(京橋)。
実は私、お昼(ランチ)のフレンチのコースこそ、「レストラン サカキ」の真骨頂ではないかと思います。
土曜日に楽しめるのが有名ですが、13:30ぐらいからの予約のみでメニューにも載っていないため実はあまり知られていないのですが、平日でも楽しめるお昼(ランチ)のフレンチのコース、ちょっとしたイベントがあり久しぶりにいただいてまいりました。
左の写真は何だと思われますか?
リエットは、インターネットで見ると、豚と鴨とじゃがいもで出来ているらしい。
リエットにも、ボリュームたっぷりだけど意外にさっぱりしているという「レストラン サカキ」の特徴が出ています。
お昼(ランチ)のフレンチのコースの前菜は4、5種類からどれか一つを選択。
これも定番の前菜のウニのジュレ。
殻付2個が出てくることで有名なサカキのウニのジュレですが、今日で4回目のお昼(ランチ)のフレンチのコースで殻付に出会えたのは初回のみ。
今でも殻付で出てくることがあるのでしょうか?
オマール・エビと春野菜の前菜。
いつもお昼(ランチ)時は行列が絶えない「レストラン サカキ」ですが、インターネットを見ると、その評価は大きく二分。
その原因は、①サービスがフレンチや高級洋食店と比べてそっけない、②思ったよりランチの洋食はメニューが普通、といった点にあるのではないかと思われます。
しかし、北島亭等の有名フレンチ店で修行した3代目が街の洋食店に戻ってきたという沿革を考えれば、①気取りのないサービスはかえってこちらも気が楽、②街の洋食店として普段使いできるとともにここぞというときはリーズナブルな値段で本格フレンチが楽しめる、という見方ができ、そこに価値を見いだせる人は大ファンになります。
答えは、メインではなく、前菜のズワイガニのパスティア。
ズワイガニ等をパイ生地のようなもので包んであり、サービスをしていただいたお父さんの説明によると、とうもろこしの粉でできているとのこと。
ズワイガニがぎっしり詰まり見た目よりさっぱりして意外においしい。しかし、前菜にしてこのパンチ力、さすがサカキ。
お昼(ランチ)のフレンチのコースのメインは、肉3種、魚1種からの選択制。
定番でいつもある、牛ほほ肉の赤ワイン煮。
柔らかくて、いつ食べてもおいしい。
初めての方はメインはこれを頼むのが良いかもしれません。
トマトやズッキーニなどの野菜がたくさん入っていて、これまた柔らかい。
保存用に食材を漬け込むフランスの調理方法であるコンフィもよくあり、本日は鴨のコンフィ。
これも、野菜がたっぷりで、魚料理もパンチ力有。
デザートも4種ぐらいから選択でき、この日は季節がらほとんどのメンバーがいちごのタルトを選択。
洋酒を利かした下ごしらえをしたいちごが、以前にご紹介した「カストール ケーキブティック」のものとはまた一味違う魅力。
バゲットとリエット、前菜1品、メイン1品、デザート1品、コーヒー・紅茶付きで、以前は何と2,500円でしたが、今はおそらく3,000円ぐらい。
「おそらく」というのは、何しろメニューに出ていないので値段の提示すら受けなかったしこちらも聞かなかったからで、そこがわかる人にはわかるサカキの「味」。
値段に見合わぬ驚異のパンチ力、夜だと倍増となりちょっと量がこなしきれない私からすると、お昼(ランチ)のフレンチのコースこそ「レストラン サカキ」の真骨頂だと思います。
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