これは見やすくて便利です。瀬戸英雄(編)、山本和彦(編) 「倒産判例インデックス」
■事業再生に携わる税務会計専門家として特に重要な判例
なかでも、事業再生に携わる税務会計専門家として特に重要と思われる判例をとりあえず2つ程ご紹介させていただきます。
・ファイナンス・リース契約における担保権の対象(東京地裁平成15年12月22日判決)
ユーザーが民事再生手続を開始した場合に、①ファイナンス・リース契約におけるリース会社は担保権(別除権)を有すること、②その担保権の目的は、リース物件の利用権であることを判示。
・再生手続における事業譲渡の代替許可が認められなかった事例(東京高裁平成16年6月17日決定)
民事再生手続中の株式会社が事業譲渡をする際の株主総会の特別決議に代わる裁判所の許可につき、再生債務者が債務超過であるとの疎明が不十分であり、事業譲渡の必要性があるとも言えないとして、原決定が取り消し。
今後も、法律・会計等の専門書を含むあらゆる書籍での新刊書の創意工夫、期待いたします。
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