ムーンライダーズ(Moon Riders)の「アーカイヴ・シリーズ」、次回はぜひアートポート(Artport)のライヴを!アートポート(Artport)「アートポート(Artport)」
前回の「ライブ・アット・広島見真講堂(1980.10.11 at HIROSHIMA KENSHIN KODO)」の記事でご紹介した、ムーンライダーズ(Moon Riders)の歴史をオリジナル・アルバム以外で改めて検証する「アーカイヴ・シリーズ」。
次回は、普通に考えれば、私も見に行き名ライヴの誉れ高い1982年の「青空百景」発売時のライヴとなるのでしょう。
しかし、ここで私から、予定調和を嫌うムーンライダーズ(Moon Riders)にちょっとご提案。
次回の「アーカイヴ・シリーズ」、当時、ライヴが最高にカッコ良かった、鈴木慶一が当時「内ゲバ」と称したムーンライダーズ(Moon Riders)の別動隊、アートポート(Artport)のライヴのCD化はいかがでしょうか?
アートポート(Artport)は、ロンドンに行き現地のニュー・ウェーヴ(New Wave)ムーヴメントに触発され1981年頃に結成された、ギターの白井良明、ベースの鈴木博文、ドラムスのかしぶち哲郎からなる、XTC、ポリス(The Police)的なソリッドなギター・ロック・トリオ。
白井良明のXTCのアンディ・パートリッジ(Andy Partridge)や、トーキング・ヘッズ(Talking Heads)のエイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)等を彷彿とさせる縦横無尽なギターと、ダブ(Dub)的な音響効果を加味したサウンドは、当時、最高にカッコ良く、ライヴ活動のみだった点もマニア心をくすぐりました。
新宿ロフトでの、女性のみのニュー・ウェーヴ(New Wave)・バンドとして話題だったゼルダ(Zelda)が対バンのライヴに行き、その時録音したカセット・テープは、以前にご紹介した発売延期中だった「マニア・マニエラ(Mania Maniera)」のエア・チェック・テープとともに当時の私の自慢の品。
1985年頃に、とあることから白井良明と話をする機会がありましたが、「アートポート(Artport)の大ファンです」と言ったら、「マニアックだねぇ」と言いつつも嬉しそうな顔をしていたのを今でも覚えています。
アートポート(Artport)は、全盛期(?)の1980年代初期には結局パッケージ音源を発表しませんでしたが、1993年に、突如、1981年にマグネット・スタジオで録音した音源に、ライヴ・ハウス鹿鳴館でのライヴ音源2曲を加えた「アートポート(Artport)」を発表。
しかし、1980年代初期のアートポート(Artport)のライヴを体験した私としては、スタジオ録音はデモ・テープのように迫力がなく感じられ、「こんなものはアートポート(Artport)じゃない」と思ったものです。
ただし、ライヴ・ハウス鹿鳴館でのライヴ音源、特に8曲目「チロリアンロック」で当時のカッコ良さが味わえます(私のカセットと同じくらいの音質ですが)。
「青空百景」発売時のライヴを含め、その後のムーンライダーズ(Moon Riders)のライヴでも、たまにラウンジ・ミュージック的なユニットとして演奏することもあったアートポート(Artport)、やはり1980年代初期のラウドなライヴで楽しみたいと思います。
次回の「アーカイヴ・シリーズ」、アートポート(Artport)のライヴのCD化を期待いたします。
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