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最高のメロディ・メイカーにしてポップ・シンガー、グレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)の快心の最新作。グレン・ティルブルック&ザ・フラッファーズ(Glenn Tilbrook&The Fluffers)「Pandemonium Ensues」(M)

H210410_pandemonium_ensues  勇気を持って言わせていただくと、80年代に青春時代を送った私にとっては、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)よりXTC、ザ・フー(The Who)よりポリス(The Police)、そして、キンクス(The Kinks)よりもスクイーズ(The Squeeze)なのです。

 そのスクイーズ(The Squeeze)のリード・シンガー、グレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)の最新作、グレン・ティルブルック&ザ・フラッファーズ(Glenn Tilbrook&The Fluffers)名義での1stアルバム「Pandemonium Ensues」(2009年2月)が到着。

 最高のメロディ・メイカーにしてポップ・シンガー、グレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)の快心作です。

 グレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)は、1957年、サウスイースト・ロンドン(Sutheast London)はウールウィッチ(woolwich)生まれのシンガー・ソング・ライターで、スクイーズ(The Squeeze)のリード・シンガー&ギタリスト。

 グレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)の日本語ホーム・ページのBIOGRAPHY 掲載の、ロン・セクスミス(Ron Sexsmith)の言葉、「今まで聴いたなかで最も素晴しく、最もメロディックなソングライターであり、 素晴しいシンガーだ。」 に、全面的に賛成。

 私にとっても、クラウデッド・ハウス(Crowded House)のニール・フィン(Neil Finn)と並んで最も好きなメロディ・メイカーにしてポップ・シンガー。

H210410_2  意外なことに、これが1stソロ・アルバムの「インコンプリート・グレン・ティルブルック(The Incomplete Glenn Tilbrook)」(2001年)は、大傑作。

 1曲目「This Is Where You Ain’t 」の1発ノック・アウトの美しいメロディー、2曲目「Observatory」のエイミー・マン(Aimee Mann)の作詞に変幻自在のコード・ワークの気持ちよさ、10曲目「You See Me 」のロン・セクスミス(Ron Sexsmith)の作詞に心沁み入るメロディー、その他捨て曲なしで、グレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)の枯れない才能にひれ伏す驚きの1枚。

 ちなみに、スクイーズ(The Squeeze)時代は、ディフォード&ティルブルック(Difford&Tilbrook)の相棒クリス・ディフォード(Chris Difford)に作詞を一任していたグレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)の初の作詞が、9曲目「Interviewing Randy Newman」らしい。

 この曲は、ランディ・ニューマン(Randy Newman)にBBCラジオの仕事でインタビューした際の体験を歌にしたものというエピソードも面白く、You Tube上での弾き語り映像を発見。

 http://www.youtube.com/watch?v=cslyP0KKBJw

H210410_transatlantic_ping_pong_2 2ndアルバムは、大西洋横断ピンポンというタイトルが面白い「トランスアトランティック・ピンポン(Transatlantic Ping Pong)」(2004年)。

 1曲目「Untouchable」は相変わらずの素晴らしさですが、前作が傑作すぎたので相対的には本作は地味な印象。

 You Tube上のグレン・ティルブルック&ザ・フラッファーズ(Glenn Tilbrook&The Fluffers)での「Untouchable」のライヴ映像。

 http://www.youtube.com/watch?v=CiMtGQkL6W8

H210410_pandemonium_ensues_2  そして、グレン・ティルブルック&ザ・フラッファーズ(Glenn Tilbrook&The Fluffers)名義での最新作「Pandemonium Ensues」(2009年2月)。

 ザ・フラッファーズ(The Fluffers)は、「トランスアトランティック・ピンポン(Transatlantic Ping Pong)」に参加していた、キー・ボードのスティーヴン・ラージ(Stephen Large)、ドラムスのサイモン・ハンスン(Simon Hanson)、ベースのルーシー・ショー(Lucy Shaw)がメンバー。

 「Pandemonium Ensues」の注目点は、ミキシングがボブ・クリアマウンテン(Bob Cleamountain)で録音が素晴らしいこと。

  曲も、1曲目「Best of Time」をはじめとし、明るくキャッチー。

 You Tube上のアルバム「Pandemonium Ensues」のプロモーション用映像(なぜか地味な曲を使っていますが)。

 http://www.youtube.com/watch?v=0EaNOPdsOzI

H210410_2009_03_2  なお、「Pandemonium Ensues」は現時点で日本盤が発売されていませんので、ライナー・ノーツ替わりに「レコード・コレクターズ 2009年 03月号」収録の若月眞人氏によるグレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)のインタビューを合わせて読みたいところ。

 ザ・フラッファーズ(The Fluffers)を始めた経緯、ボブ・クリアマウンテン(Bob Cleamountain)にミックスを依頼した経緯、グレンが11歳の時に初めて買ったレコードはビートルズ(Beatles)の「ホワイト・アルバム(White Album)」で他にはエルトン・ジョン(Elton John)やフリー(Free)やブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)の影響を受けていること、スクイーズ(The Squeeze)の再結成の経緯と今後についてなど、貴重な情報が満載。

 私の大好きなエッセンス、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)ばりのメロディのスィートさ、ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)ばりの変幻自在のコード・ワーク、ロバート・パーマー(Robert Palmer)ばりのパンチ力を持ったソウルフルな歌唱力、ウィルコ・ジョンソン(Wilko Johnson)ばりのしっかりとしたカッティング・ギターが絶妙にバランスした、グレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)、これからも枯れない活躍を期待します。

 

  

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コメント

スクイーズ時代の相方、クリスディフォードの【I Didn't Get Where I Am】も、驚きの超名盤であります。
スクイーズの時と全然違うのが驚きです。
【アンドロメダハイツ】以降のプレファブ スプラウトより、良いんじゃないかなあ。

投稿: tommy sasuga | 2009年11月13日 (金) 22時08分

tommy sasugaさん、コメントありがとうございます。
クリス・ディフォード「I Didn't Get Where I Am」(2004年)も良いアルバムですね。
言葉の壁もあるせいか、私はどうしてもグレン派ですが。

投稿: Accounting&Music | 2009年11月21日 (土) 14時42分

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