はっきり言ってこれは買いです。抜群の音で蘇った、美しいメロディが溢れかえる名作。ジェネシス(Genesis)「ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(眩惑のブロードウェイ)(The Lamb Lies Down on Broadway)」
ビートルズ(Beatles)、カーペンターズ(Carpenters)は当たり前、背伸びして、プログレッシヴ・ロック(Progressive Rock)を聴くのが、大人に思えたのが我が中学時代。
同じプログレッシヴ・ロック(Progressive Rock)でも、ピンク・フロイド (Pink Floyd)、キング・クリムゾン (King Crimson) 、イエス (Yes)、エマーソン・レイク・アンド・パーマー (Emerson, Lake & Palmer)はともかく、今では想像できにくいでしょうが、ジェネシス(Genesis) は当時別格的なマニアックな存在で、「俺はジェネシス(Genesis) だね」なんて言うとかなり大人びた気分になれたものです。
そんなジェネシス(Genesis)のカリスマ・レーベルでの1970年代初期の5作品のリマスター盤が遂に登場。
多くの人が指摘しているように、これらの作品群の従来のCDは本当に音が悪く、今回のリマスター盤も眉に唾付けて手にしてみましたが、これが抜群の音質。
特に美しいメロディが溢れかえる名作、ジェネシス(Genesis)「ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(眩惑のブロードウェイ)(The Lamb Lies Down on Broadway)」(オリジナル盤1974年、リマスター盤2008年11月、リマスター日本盤2009年1月)、はっきり言ってこれは買いです。
「ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(眩惑のブロードウェイ)(The Lamb Lies Down on Broadway)」は、中学生当時、NHKFMでオン・エアされたBBCライヴを聴き、メロディの美しさに脱帽。
本盤は、コンセプト・アルバムとして有名で、賛否が別れ、日本盤のみ日本語訳付のDVDの2007年のメンバーの再発インタビューでも、ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)発案のコンセプトに関しては他のメンバーはかなり否定的。
特に、フィル・コリンズ(Phil Collins)の「告白してしまえばダブル・ジャケットの内側に掲載されているストーリーは、今日に至るまでいちども読んだことがない」というのは傑作で、実は私も一度も読み切ったことがありません(当然日本語訳ですが)。
「ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(眩惑のブロードウェイ)(The Lamb Lies Down on Broadway)」は、コンセプト・アルバムと捉えるよりも、単純に美しいメロディを浴びるように味わうのが正しい楽しみ方のように思えます。
私の好きな曲は、感動的なイントロの1曲目「ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(Lamb Lies Down on Broadway)」、最もポップながらセクシャルな歌詞のためシングルにならなかったらしい9曲目「カウンティング・アウト・タイム(Counting out Time)」、得意の叙情性あふれる10曲目「カーペット・クローラーズ(Carpet Crawlers)」、BBCライヴでも感動的だったリプライズ「ザ・ライト・ダイズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(Light Dies Down on Broadway)」といったあたり。
音・画質は悪いのですが、貴重な1975年の「ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(Lamb Lies Down on Broadway)」のYoutube上のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=HoDkgPT_R14
同じく、「カウンティング・アウト・タイム(Counting out Time)」のYoutube上のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=bo_PyzncuP0
同じく、「カーペット・クローラーズ(Carpet Crawlers)」のYoutube上のライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=3MBNTbZpMNc
上述した日本盤のみ日本語訳付の2007年のメンバーの再発インタビューの他に、ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)在籍時の貴重なフランスのテレビ番組でのライヴ映像も付録DVDに収録された、ジェネシス(Genesis)「ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ(眩惑のブロードウェイ)(The Lamb Lies Down on Broadway)」リマスター盤、初めても方も、アナログやCDをお持ちの方もはっきり言ってこれは買いです。
| 固定リンク
« TMK(特定目的会社)の法律実務にフォーカスしたユニークな専門的Q&A書。土屋年彦(編著)、小山修司(著)、稲田森(著)、高橋淳(著)「TMK(特定目的会社)の法律実務Q&A」 | トップページ | 税務会計面からの民事再生法と「DIP型」会社更生法の比較No.5。「期限切れ欠損金(特例欠損金)」等の税務上の繰越欠損金の適用順序。 »
「音楽等(やや通向)」カテゴリの記事
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽再発・再編集等ベスト。サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)「PERFECT! MENU 」(2025.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2024年洋楽再発・再編集等ベスト。ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)「The Asylum Albums (1976-1980)」(2025.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽ベスト3。第3位:高野寛(Hiroshi Takano)「Modern Vintage Future」(2025.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽ベスト3。第2位:竹内まりや(Mariya Takeuchi)「Precious Days」(2025.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽ベスト3。第1位:椎名林檎(Ringo Sheena)「放生会(Carnival )」(2025.01.03)
コメント