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細野晴臣「マネー資本主義」ヴァージョンのCD化が楽しみです。アン・サリー(Ann Sally)「ヴォヤージュ(Voyage)」より「スマイル(Smile)」

H210423  先日、当ブログでもご紹介した、NHKスペシャル「シリーズ マネー資本主義」のテーマ曲、細野晴臣のアレンジ、アン・サリー(Ann Sally)のヴォーカルによる、チャーリー・チャップリン(Charles Chaplin)自身の作曲による名作「モダン・タイムス(Modern Times)」(1936年)のエンド・テーマ曲「スマイル(Smile)」。

 かなりの方がやはり良い音楽と思われインターネット検索されたようで、私のブログもアクセス・アップ。

 「スマイル(Smile)」ですが、実は、アン・サリー(Ann Sally)は、デビュー・アルバム「ヴォヤージュ(Voyage)」(2001年)でカヴァーしており、今回の細野晴臣のご指名もそれが縁かもしれません。

 細野晴臣「マネー資本主義」ヴァージョンのCD化が楽しみな「スマイル(Smile)」ですが、それまでは、アン・サリー(Ann Sally)版を聴いて待つこととしたいと思います。

H210423_best_of_bestselected_by  アン・サリー(Ann Sally)は、ウィキペディア(Wikipedia)によれば、1972年生まれ愛知県名古屋市出身の、現役のドクター(心臓内科医)という異色のシンガー・ソング・ライター。

 「スマイル(Smile)」は、ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)の「オール・アイ・ウォント(All I Want)」と「青春の光と影(Both Sides,Now)」のカヴァーも素晴らしい「ヴォヤージュ(Voyage)」(2001年)の8曲目の他、音楽評論家黒田恭一氏選曲のベスト・アルバム「Best of Best~Selected by 黒田恭一」(2007年)の結びの16曲目にも収録されています。

 「スマイル(Smile)」ですが、天才チャーリー・チャップリン(Charles Chaplin)の作曲能力には驚きの美しいメロディーに、アン・サリー(Ann Sally)の癒しの声が実にマッチ。

H210423_2  アン・サリー(Ann Sally)は、その後、「デイ・ドリーム(Day Dream)」(2003年)で、細野晴臣「トロピカル・ダンディー(Tropical Dandy)」(1975年)収録の名曲「三時の子守歌」をカヴァー。

 「三時の子守歌」の優しいメロディーにアン・サリー(Ann Sally)の癒しの声がこれまたマッチ。

 アン・サリー(Ann Sally)は、当初名曲のカヴァーを得意としていましたが、数々の内外の名曲に負けない、細野晴臣の作詞作曲能力の素晴らしさは、まさに日本が誇る「音楽王」。

H210423_apple_of_our_eye  そして、当ブログでも絶賛させていただいている鈴木惣一朗のプロジェクト、「りんごの子守唄」第3弾、「Apple of our eye りんごの子守唄(白盤)」(2007年)の1曲目、アン・サリー+細野晴臣名義のジョン・レノン(John Lennon)「ジョンの魂 (John Lennon/Plastic Ono Band)」(1970年)7曲目収録の名曲「ラヴ(Love)」のカヴァーで、遂に両者の共演が実現。

 鈴木総一朗のプロデュース&ミックスによる「まろやかな音像」をバックに、アン・サリー(Ann Sally)と細野晴臣の絶妙なデュエットが最高に気持ちいいです。

 「Apple of our eye りんごの子守唄(白盤)」(2007年)は、アン・サリー(Ann Sally)のその他ビートルズ曲のカヴァーも収められた、当ブログでご紹介したお得なボックス・セット、「りんごの子守唄BOX~hello goodbye~)」(2008年)に丸ごと収められているのでそちらでのご購入もご検討の程を。

 アン・サリー(Ann Sally)のソロは、育ての親とも言うべきソウル・ボッサ・トリオ(Soul Bossa Trio)のゴンザレス鈴木(Gonzalez Suzuki)等によるストレートなアレンジが多く、私としてはサウンド的には物足りなさが感じられ、細野ファミリーとのコラボレーションは嬉しい限り。

 反響に応じてアップされたと思えるNHKのサイトによるクレジットを見ると、細野晴臣版「スマイル(Smile)」は、Arranged and produced by Haruomi Hosono、Vocal : Ann Sally、Piano,Accordion & Scat : Miharu Koshi(コシミハル)、Other Instruments by H.Hosono。

 NHKのサイトでも現段階ではCDとして発売はされていない旨が明記されていますが、細野晴臣「マネー資本主義」ヴァージョンの「スマイル(Smile)」、早期のCD化を切望いたします。

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音楽等(やや通向)」カテゴリの記事

コメント

こちらの記事のおかげで、胸のモヤモヤが消えました。
あの歌はアン・サリーだったのですね。
私のブログにも引用させていただきました。
ありがとうございました。

投稿: Diary or Notes | 2009年4月26日 (日) 03時27分

Diary or Notesさん、コメントありがとうございます。
アン・サリー(Ann Sally)の癒しの声、素晴らしいですね。
細野晴臣のサウンドだとなおさら引き立ちます。
CD化されるといいですね。

投稿: Accounting&Music | 2009年4月28日 (火) 01時36分

投稿: | 2009年7月20日 (月) 13時45分

iTunes Storeでの配信の情報、ありがとうございます。
7月15日から配信されているのですね。
私もさっそく購入してみましたが、CD化はまだ未定のようですね。
私もいよいよ「CDおじさん」から「配信おじさん(By小野島大氏@MUSIC MAGAZUNE)」にならざるを得ない時代かもしれません。

投稿: Accounting&Music | 2009年7月20日 (月) 20時10分

NHKスペシャル(マネー資本主義)、映画モダンタイムスで資本主義に踏みにじられた庶民を演じたチャップリンのSmileが使われていました。歌姫は誰だろうと、NHKに問い合わせてみましたら、細野さんのサイト http://www.daisyworld.co.jp/ で配信されていることを教えてくれました。右上(でかい星条旗を背景にコウモリ傘のビジネスマンが舞い上がる写真)から iTunes Store にリンクしています。CDは発売されていないそうです。このサイトの情報もありがとうございました。

投稿: iiapjp | 2009年8月10日 (月) 18時30分

iiapjpさん
コメントありがとうございます。
配信だけでもありがたいのですが、尺を長くしてのCD化、さらに大恐慌時代の曲のカヴァーのフル・アルバムといった形へでも発展してくれたらと、私の期待は勝手に膨らんでいます(笑)。

投稿: Accounting&Music | | 2009年8月11日 (火) 00時08分

マネー資本主義の番組を見ていてとっても懐かしく感じて、オールディーズを探したのですが・・・
結局、you-tubeでアン・サリーと云う名前を知りました。
とっても素敵な声ですね!CD化を切望している一人です。
ありがとうございました!

投稿: sai | 2009年9月13日 (日) 17時32分

saiさん、コメントありがとうございます。
アン・サリーの声、素晴らしいですね。
細野晴臣とコラボするとなお良しだと思います。

投稿: Accounting&Music | 2009年9月14日 (月) 03時40分

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» NHKスペシャル|シリーズ マネー資本主義でいい曲が… [温故知新〜温新知故?]
昨日の11時からNHKでマネー資本主義という番組を見た。 番組自体も、このサブプライムローン問題を起こしたと思われる当事者達がでてきて、それなりに過去を振り返り、素人にもわかりやすいように、なんでこんなことが起こったのかを説明していて、面白かったのだが、その中で流れてくる曲が、良かった。 映像も良かった。 傘を持った紳士風の人が摩天楼の間の空中を大勢が舞うというものだ。 その曲は、いろいろ問い合わせがあって、NHKもウエブに追加で書き込んだようだ。 私は、この曲自体というより、歌の雰囲気と歌詞、そし... [続きを読む]

受信: 2009年5月 7日 (木) 20時53分

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