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敷居は低くなったものの、出口は厳しくなってきた最近の再生手続。帝国ニュース2009年4月9日号、「民事再生法施行9年間の申請動向、08年の弁済率動向調査 2008年度の民事再生法の申請は935件、2002年度以来、6年ぶりの高水準 ~施行9年間の累計は7098件、全体の4社に1社は再生手続を断念~」。

 本日、2009年4月9日付の帝国ニュースには、特別企画として、「民事再生法施行9年間の申請動向、08年の弁済率動向調査 2008年度の民事再生法の申請は935件、2002年度以来、6年ぶりの高水準 ~施行9年間の累計は7098件、全体の4社に1社は再生手続を断念~」との見出しの統計が掲載。

 最近の再生手続に実務上感じるのは、敷居は低くなったものの、出口は厳しくなってきたのではないかということです。

■申請件数の推移

 同特別企画によると、民事再生法の申請件数は2000年4月の施行から9年間の累計で7,098件に達し、ピークは2001年の1,019件で、2006年まで5年連続で減少しましたが、2007年712件、2008年935件と増加傾向にあり、再び高水準になってきているとのこと。

■計画認可、廃止等の件数

 7,098件のうち、再生計画の認可決定まで至ったものが4,828件(68.0%)ある一方、認可っ決定前に取り下げ・棄却・廃止となったものが1,079件あり、認可決定後に終結決定前に手続き廃止となったものが520件あり、少なくとも合計の1,599件(22.5%)は再生手続きを途中で断念し、大半が既に破産手続きに移行しているものと推察されるとのこと

■弁済率

 2008年に認可決定を受けた555件のうち弁済率が判明したものを分析すると、全体の9割が30%未満に集中しており、平均弁済率は12.4%で、2001年4月調査の平均弁済率24.2%と比べ低くなっているとのこと。

■弁済期間

 弁済期間が判明した153社を分析すると、1年未満の一括弁済が60件(39.2%)で最も多く、法律上の最長弁済期間10年は55件(35.9%)とのこと。

■上記から感じること

・敷居は低くなったものの、出口は厳しくなってきたのではないかという実務上の感覚

 民事再生法施行初期は、申立会社も比較的事業の収益力があり手続がとん挫するケースは比較的少なかった印象がありましたが、最近は、民事再生法が広く浸透したこともあり、事業の収益力が乏しく手続がとん挫するケースが増えてきた印象があります。

 事業譲渡を模索したもののスポンサーが見つからなかったり話がまとまらず破産へ移行するケース、開始時の清算価値の保証が困難になり破産へ移行するケース、滞納税金が大きく課税局の強制執行により破産へ移行するケースなどが見受けられるようになってきました。

 今後は、認可決定まで至る率は低下するようにな感じがいたします。

・裁判所の許可による事業譲渡+清算型の定着

 民事再生法は、裁判所の許可により事業譲渡ができるというのが売り物でしたが、施行初期は自主再建型がほとんどでした。

 最近は、裁判所の許可による事業譲渡+清算型がすっかり定着し、それが一括弁済が増え、弁済率が下がっている大きな要因かと思われます。

・民事再生法は事業再生の強力な武器

 当該特別企画のとおり、民事再生法を申し立てても認可決定に至らない場合もありますし、信用棄損を避けるためできれば民事再生法を避けた方が良いという考え方も十分理解できます。

 しかし、過大な負債をカットし一気に財務内容を改善できる民事再生法は事業再生の強力な武器というのは紛れもない事実で、民事再生法を避けるがあまり、債権者に有利な再建策に注力し消耗し、結局民事再生法に至るという例もよく見かけます。

 民事再生法という強力な武器の使い方には、十分に注意したいものです。

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