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Perfume(パフューム)、中田ヤスタカのファンにも聴いていただきたい「日本語近未来テクノ・ポップ」の先駆者。フィルムス(Films)「ミスプリント(Misprint)」(M)

H210330  伝説の「日本語近未来テクノ・ポップ」バンド、赤城忠治率いるフィルムス(Films)の唯一のアルバム、「ミスプリント(Misprint)」(1980年)が、紙ジャケ、赤城忠治監修によるデジタル・リマスタリング、ボーナス・トラック4曲収録、田中雄二氏の愛情あふれる企画・監修・解説で再発売(2009年2月)。

 Perfume(パフューム)、中田ヤスタカがブレークした今でこそ、多くの人に聴いていただきたい、「日本語近未来テクノ・ポップ」の先駆者による傑作アルバムです。

H210330_in_japan  田中雄二氏と言えば、私もいまだに全号保管している雑誌「テッチー」の元編集者にして、名著「電子音楽in JAPAN」(2001年)の著者、テクノ・ポップの生き字引的存在。

 その田中雄二氏のライナー・ノーツのコメントにも登場する、フィルムス(Films)の元メンバー、遊佐美森のプロデュースで有名な外間隆史は、以前に当ブログでもご紹介のとおり私の中学の同級生で、フィルムス(Films)は私にとって印象深いバンド。

 外間隆史が参加していた頃のデビュー前のフィルムス(Films)が、ラフォーレ原宿で行われた新人のショー・ケースのようなイベントに参加したのを、見に行ったのを今でも思い出します。

 スパークス(Sparks)を彷彿とさせる洒落たポップ・センスと、その後、ポータブル・ロック(Portable Rock)等で活躍するベースの中原信雄が確かアトランシア・ガーランドのベースを弾いていてすごくいい音を出していたのが印象に残っています。

 ちなみに、今回の再発では、ボーナス・トラックとして、外間隆史参加のシングル「Girl」(1981年)も収録されています。

 そして、驚きなのは、2009年5月発売予定で、フィルムス(Films)未発表音源集が控えているとのこと。

 「日本語近未来テクノ・ポップ」の先駆者の隠された遺産に期待しましょう。

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コメント

フィルムスは人の出入りの多いバンドでしたが、キーボードは岩崎工の印象が強いです。外間氏がデビュー前にかかわっていたとは初めて知りました。「girl」は81年ですが、外間氏がいるうちに録音されてたのか、アルバム発売後に再び参加したのか。シングルにはメンバークレジットないからよくわかりません。
未発表音源発売ってことは、「ファインダーの中の5月」? そんなようなニューシングルが出るって当時アナウンスされてましたけど、それ入るかな。ミスプリントの曲とはネーミングのニュアンスが違うんで気になってたんですけど、その後アクシデントで初期フィルムスは分解しちゃって幻と消えましたからぜひ聴いてみたいです。

投稿: MYB | 2009年3月31日 (火) 02時45分

MYBさん、コメントありがとうございます。
今回の再発のマスタリング&音源協力が、赤城忠治と外間隆史となっているように、2人の信頼関係は今でもずっと続いているようです。
しかし、「GIRL」のシングルをお持ちとはすごい。
今回の再発にはクレジットが出ていますが、岩崎工:キーボード&シンセサイザー、外間隆史:シンセイサイザー&コーラスです。

投稿: Accounting&Music | 2009年3月31日 (火) 23時03分

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