思わず引き込まれてしまった、愛される男、加藤ひさしとザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)の物語。岡村誌野監修「ザ・コレクターズ大頭鑑 (CDジャーナルムック)」(M)
以前にご紹介した前作、「東京虫BUGS」(2007年12月)が何か吹っ切れたような実に痛快なロック・アルバムだったザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)。
それを受けるかのように、ザ・コレクターズ(THE COLLECTOR)の長年の熱心なリスナーでもある、音楽評論家岡村誌野氏によるコンプリート・ブック「ザ・コレクターズ大頭鑑 (CDジャーナルムック)」(2008年11月)が発売。
正直言って、私は今までザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)にあまりピンと来なかったのですが、「東京虫BUGS」で衝撃を受けるとともに、多くの音楽通、音楽家に愛される加藤ひさしとザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)の物語、「ザ・コレクターズ大頭鑑」のあまりの面白さには思わず引き込まれてしまいました。
リリー・フランキーの強烈なイラストのジャケットが印象的な、「東京虫BUGS」(2007年)で、私もザ・コレクターズ(THE COLLECTORS )に開眼。
今までは加藤ひさしのそのドリーミーさがなぜか私の琴線に今ひとつ触れませんでしたが、「東京虫BUGS」でのリアリズムのブレンド具合にはズバリはまりました。
その後発見した、You Tube上の「たよれる男」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=DPnB05NNiXw
この曲は何度聴いても最高です。
くるりの新作シングル「三日月」も吉田仁のプロデュースでしたが、「東京虫BUGS」での吉田仁の見事なプロデュース・ワークに注目したのかもしれません。
「ザ・コレクターズ大頭鑑」では、岡村誌野氏の解説を始め、元はちみつぱいの和田博巳、元ピチカート・ファイヴ(Pizzicato Five)の小西康陽、伊藤銀次、吉田仁の歴代プロデューサーのインタビュー、元シンバルズ(Cynbals)の沖井礼二によるベーシスト小里誠分析、リリー・フランキー、ムッシュ・かまやつ、大貫憲章、くるり、スピッツの草野マサムネ、片寄明人、佐橋佳幸等の著名人・音楽家からの愛情あふれるコメントが満載。
愛される男、加藤ひさしとザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)、私も応援したくなってきました。
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