いつもながら抜群の、音楽とビジュアルが織りなすセンスの良さ。テイ・トウワ(Towa Tei)「ビッグファン(BIG FUN)」(M)
テイ・トウワ(Towa Tei)、約4年ぶり、5枚目のオリジナル・フルアルバム、「ビッグファン(BIG FUN)」(2009年2月)が自身のレーベルhug Columbiaより発売。
おなじみタイクーン・グラフィックス(TYCOON GRAPHICS)の手を借りたアートワーク、付属のDVD、いつもながら抜群の、音楽とビジュアルが織りなすセンスの良さです。
テイ・トウワ(Towa Tei)といえば、何といっても、グラフィックデザインを学ぶために渡米中にJungle DJ Towa-Towaとして参加した、ハウス・ミュージック・バンドのディー・ライト(Deee-Lite)。
デビュー・アルバム「ワールド・クリーク(World Clique)」(1990年)収録の「グルーヴ・イズ・イン・ザ・ハート(Groove Is In The Heart)」はイギリス及びオーストラリアで1位、米ビルボードポップチャート4位を獲得。
坂本九以来のワールドワイドでの成功者として、当時の日本は沸き立ちました。
「グルーヴ・イズ・イン・ザ・ハート」(Groove Is In The Heart)の中野裕之制作の大傑作プロモーション・ビデオを、今回、You Tube上で捜索しましたがついに発見できなかったのが残念。
Pulse Sonicによるリミックス・バージョンで、ブーツィー・コリンズ(Bootsy Collins)も参加したあの底抜けにハッピーな雰囲気を思い出すだけで我慢。
http://www.youtube.com/watch?v=vvTwI5vOVSg
1994年より活動の拠点を日本に移し発表したのが、1stアルバム「フューチャー・リスニング!(FUTURE LISTENING!)」(1995年4月)。
タイクーン・グラフィックス(TYCOON GRAPHICS)のアートワークと、顎に手をやった独特のポーズがこれまた大反響。
音楽とビジュアルが織りなすカリスマ的なセンスの良さは、当時頭抜けていました。
You Tube上の2曲目Technova (La em Copacabana)のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=YGhbKpj9NjE
「ビッグファン(BIG FUN)」(2009年2月)でも、音楽とビジュアルが織りなすセンスの良さは健在で、付属のDVDが楽しいです。
付属DVD1曲目の「Mind All(思考の壁)」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=2Pigs4XFqDA
チボ・マット(Cibo Matto)の羽鳥美保(Miho Hatori)をフューチャー、ギターはCornelius(小山田圭吾)。
付属DVD2曲目の「A.O.R.(アダルト・オリエンテッド・ロック)」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=Bdbn5aSZSHk
Lina Ohta(太田 莉菜)をフューチャー。
付属DVD3曲目の「Twinkle Twinkle Little Star(キラキラ光るお星さま)」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=SekB_0WQ5k8
ビューティフル・ハミングバード(Beautiful Hummingbird)の小池光子(Mitsuko Koike)をフューチャー。
ソロ活動のテイトウワ(Towa Tei)、センスの良さはさすがですが、ちょっとたんぱくな感じは否めません。
ディー・ライト(Deee-Lite)「グルーヴ・イズ・イン・ザ・ハート(Groove Is In The Heart)」のような突き抜けた作品をまた期待したいと思うのは私だけではないでしょう。
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