会計事務所の風物詩、いよいよ今年も所得税確定申告のシーズンが到来No.5。日本実業出版社 (編集) 「あなたの確定申告(平成21年申告用) (エスカルゴムック 249)」
受付を開始してから5日を経過し、いよいよエンジンがかかってきた、平成20年分の所得税の確定申告。
国税庁による「所得税の確定申告の手引き」も昔と比べ、ずいぶんとわかりやすくなりました。
それでも、わかりやすいムックの解説本はあると便利。
日本実業出版社 (編集) 「あなたの確定申告(平成21年申告用) (エスカルゴムック 249)」(2008年12月)は、最近はずいぶんと同類の本が増えたものの、わかりやすいムックの解説本の昔からの定番。
プロだって、わかりやすい解説本の方はやっぱり便利で、私も開業以来、愛用しています。
■過不足のない内容
日本実業出版社 (編集) 「あなたの確定申告(平成21年申告用) (エスカルゴムック 249)」(2008年12月)は、長年愛されてきた実績に裏付けされた、過不足のない内容が魅力。
・「今年の確定申告はここに注意しよう」
・「申告の基礎知識 コレだけは知っておこう」
・「税務署では教えてくれないトクする申告書の書き方」
・「節税のための対策はコレっで万全」
という構成も相変わらずよく練られています。
■プロをも唸らせるポイントも充実
おそらく、監修・執筆をされている、福田浩彦税理士、守田啓一税理士によるものと思われますが、プロをも唸らせるポイントも充実。
・「不動産・事業・譲渡などの「経費」はここまで認められる」
・「建物と附属設備は分けて償却したほうがトク」
・「附属設備の減価償却は定率法がトク」
・「期限内に間違いに気づいたら再侵攻するのがトク!」
などなど。
■サイズ
近年の同類の他書の影響を受け、A4版に数年前にサイズ・アップしましたが、ちょっと大きすぎで、私は昔のB5版サイズの方が便利だったと思います。
わかりやすい解説本で、勘違いや思い違いによる税金の払いすぎに注意したいものです。
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