来日公演でも浮遊感あふれる声とサウンドを見事に再現。クレア&リーズンズ(Clare&Reasons)「ザ・ムービー(The Movie)」(M)
「ザ・ムービー(The Movie)」(2007年)が好評のクレア&リーズンズ(Clare&Reasons)の来日公演も、本日が最終日となる渋谷クラブクアトロ公演。
私も仕事の合間を縫って馳せ参じてまいりましたが、浮遊感あふれる声とサウンドを見事に再現。
本業のヴァイオリンだけでなく、ギター、ベース、ミュージカル・ソウ
You tubeのライヴ映像を見ると、クレア&リーズンズ(Clare&Reasons)の編成にはいろいろとあるようですが、来日公演は、クレア・マルダー(Clare Muldaur): Vo. G、オリヴィエ・マンション(Olivier Manchon):Violin、ボブ・ハート(Bob Hart):keyboard・bass・vocals、ニューヨーク(NEW YORK)在住の日本人ヒロコ・タグチ(Hiroko taguchi):viola・vocals、マリア・ベラ・ジェファーズ(Maria bella jeffers):cello, vocalsのミニマムな室内楽的編成。
「ザ・ムービー(The Movie)」の日本盤ボーナス・トラック、ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears for Fears)の1985年の全米第1位の大ヒットにして1980年代を代表する名曲、「ルール・ザ・ワールド(Everybody Wants to Rule the World)」のカヴァーの、このYou Tube上の映像と似た編成。
http://www.youtube.com/watch?v=mFUOfB3wDl0
真赤な衣装も同じで、「ルール・ザ・ワールド(Everybody Wants to Rule the World)」はアンコール前の最後の曲でした。
ちなみに、懐かしいティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears for Fears)版のYou Tube上のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=FOA4ixV-3jU
クレア&リーズンズ(Clare&Reasons)ですが、演奏が上手で、CDの浮遊感あふれる声とサウンドを見事に再現。
オリヴィエ・マンション(Olivier Manchon)の「カラオケ行きませんか」などの笑わせてくれる片言日本語など、思ったよりフレンドリーでアット・ホームな雰囲気も感じが良かったです。
You Tube上のリコーダーで小鳥と会話するオリヴィエ・マンション(Olivier Manchon)(笑)。クアトロでも、クレアがギターのチューニングを変える幕間にさかんにリコーダーでイパネマの娘を吹いて遊んでいました。
http://www.youtube.com/watch?v=uXDYKnDK4aU
セカンド・アルバムにも期待したいですね。
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コメント
私も観ました。よかったですよねえ。
なんつっても2度とないだろう、クアトロフロア内 椅子着席観賞状況。
クレアマルダーの、とろけるような、アルバムと同じ声。
即興BGMイパネマの娘の、これでもかっていう繰り返し。
あとプルトーの時の、会場真っ暗闇状況の中の演奏と点滅するライトとか。
私は会場でラス1となった、オリヴィエ マンションのソロアルバムを買いました。
なんか帰国子女から教えてもらったんですけど
オルタネイティブ(=オルタナティブ)ってのは、もともと宗教的側面を持つ、室内楽らしいです。
まさにオルタネイティブな一夜でした。
投稿: tommy sasuga | 2009年2月24日 (火) 00時20分
tommy sasugaさん、コメントありがとうございます。
お客の入りが心配になって思わずかけつけてしまいました(笑)。
でも、良いライヴだったと思います。
クレア&オリヴィエには今後も期待できそうですね。
投稿: Accounting&Music | 2009年3月 3日 (火) 23時51分