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クレア・マルダー(Clare Muldaur)へ受け継がれた魅惑の声と小粋なセンスのDNA、No.7。ジェフ・マルダーズ・フューチャリスティック・アンサンブル(Geoff Mauldaur's Futuristic Ensemble)「Private Astronomy  A Vision of the Music of Bix Beiderbecke」(M)

H210207_private_astronomy  父、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)から、クレア&ザ・リーズンズ(Clare & the Reasons)の来日公演がいよいよ始まったクレア・マルダー(Clare Muldaur)へ、受け継がれた魅惑の声と小粋なセンスのDNAを探る第7弾。

 2003年9月にドイツで発売された、ジェフ・マルダーズ・フューチャリスティック・アンサンブル(Geoff Mauldaur's Futuristic Ensemble)名義での、ビックス・バイダーベック(Bix Beiderbecke)へのトリビュート盤、「Private Astronomy  A Vision of the Music of Bix Beiderbecke」。

 注目は、9曲目「Bless You! Sister」。

 ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)のヴォーカル・アレンジメント、ラウドン・ウェインライト・Ⅲ世(Loudon Weinwright Ⅲ)のヴォーカル、その娘のマーサ・ウェインライト(Martha Wainwright)とクレア・マルダー(Clare Muldaur)とクレアの姉のジェニ・マルダー(Jenni Muldaur)の3人からなる「The Harmony Girls」のトリオ・ヴォーカル、の2音楽家族共演のこれまた小粋な作品です。

H210207_2  復活後のジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)は、「ザ・シークレット・ハンドシェイク(The Secret Hndshake)」(1998年)、「パスワード(Password)」(2000年)とスタジオ・アルバムを発表後、1999年のドイツはブレーメン(Bremen)でのラジオ放送用に録音された音源を使用した、「ビューティフル・アイル・オブ・サムホエア(Beautiful Isle of Somewhere)」(2003年5月)を発表。

 今までのキャリアを総括するような選曲のライヴ・アルバム。

H210207_3  一方、ビックス・バイダーベック(Bix Beiderbecke)は、1920年代から1930年代初めにかけて活躍し、1931年にニューヨークでわずか28歳で亡くなったという、「天折の天才」ジャズ・コルネット奏者。

 作家村上春樹氏もお気に入りで、イラストレイター和田誠氏との共著「ポートレイト・イン・ジャズ」の表紙もビックス・バイダーベック(Bix Beiderbecke)。

 村上春樹氏によると、「Singin The Blues」と「I'm Coming Virginia」の2曲が特にお気に入りらしく、両曲のYou Tube上の音源。

 http://www.youtube.com/watch?v=0Ue9igC7flI

 http://www.youtube.com/watch?v=-4CsRE84Btw

H210207_5  ライ・クーダー(Ry Cooder)も、 ビックス・バイダーベック(Bix Beiderbecke)がお気に入り。

 名盤「ジャズ(Jazz)」(1978年)で、「きらめき(Flashes)」、「ダヴェンポート・ブルース(Davenport Blues)」、「いつか幸せが(At the End of the Road)」の3曲をいち早くカヴァー。

 約25年後の2003年9月に発売された、ジェフ・マルダーズ・フューチャリスティック・アンサンブル(Geoff Mauldaur's Futuristic Ensemble)「Private Astronomy  A Vision of the Music of Bix Beiderbecke」も、この3曲をカヴァーしています。

 ライヴ・アルバムで今までの活動にひと区切りがついたのか、ミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Hurt)へのトリビュート・アルバム、「アヴァロン・ブルース ミシシッピ・ジョン・ハート・トリビュート(Avalon Blues A Tribute to the Music of Mississippi John Hurt)」(2001年6月)で、トリビュート・アルバムの面白さに気がついたのか、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)によるビックス・バイダーベック(Bix Beiderbecke)へのトリビュート盤「Private Astronomy  A Vision of the Music of Bix Beiderbecke」。

 注目すべき点は、ジェフ・マルダーズ・フューチャリスティック・アンサンブル(Geoff Mauldaur's Futuristic Ensemble)名義でもあることから、自らがメイン・ヴォーカルを取るのは13曲中で4曲のみで、インストゥルメンタルが6曲、マーサ・ウェインライト(Martha Wainwright)がメイン・ヴォーカルを取るのが2曲、ラウドン・ウェインライト・Ⅲ世(Loudon Weinwright Ⅲ)がメイン・ヴォーカルを取るのが1曲。

 マルダー家とウェインライト家の共演曲「Bless You! Sister」ですが、ユーモアあふれる小粋な曲で、クレア・マルダー(Clare Muldaur)の不思議感のある声がジャスト・フィット。

 新録音のフル・アルバムがその後途絶えてしまっているジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)、魅惑の声も捨てがたいのですが、その小粋なセンスがいかんなく発揮された「Private Astronomy」みたいな企画アルバムにも期待したいですね。

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