強烈な個性の中性的シンガー、アントニー(Antony)の圧巻の耽美的世界。アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ(Antony and the Johnsons)「ザ・クライング・ライト(The Crying Light)」(M)
日本での発売元Pヴァイン・レコード(P-VINE RECORDS)のサイトによれば、1995年に結成されたアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ(Antony and the Johnsons)の中心人物、アントニー・
おそらく化粧をした御本人と思われる異様なコスチュームの写真が強烈な、1Stアルバム「Antony and the Johnsons」(2000年)。
発売当時は、ほとんど話題にならなかったようですが、もの哀しく聴き手の心を揺さぶる唯一無二の声、質の高いソング・ライティングとサウンドは既に完成形。
2003年にルー・リード(Lou Reed)の世界ツアーでバッキング・ヴォーカルに抜擢され、アルバムの録音にも参加したことから、ようやく世界中の音楽ファンに認知されたアントニー(Antony)。
その後に発売された2ndアルバム「アイ・アム・ア・バード・ナウ(I am a Bird Now)」(2005年)は、英国最高の音楽賞とされるマーキュリー・プライズ(Mercury Prize)を受賞するなど、大評判に。
You tube上の1曲目「Hope There's Someone」の、プロモーション・ビデオと、Jools Holland(ジュールズ・ホランド)司会のBBCのTV番組「ジュールズ倶楽部(Later with Jools Holland)」でのライヴ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=Luirzce0UF8
http://www.youtube.com/watch?v=6kMIFDm7rS8
御本人が歌うライヴ映像、CD以上に聴き手の心が揺さぶられ、感動ものです。
You tube上の5曲目「You Are My Sister」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=S-NziGE6DVY
2007年には、ジャケットの強烈さではさらに1枚上、私の2007年ベスト1のビョーク(Björk)「ヴォルタ(Volta)」に参加。
3曲目「ザ・ダル・フレイム・オブ・デザイア(The Dull Flame of Desire)」、10曲目「マイ・ジュヴナイル(My Juvenile)」でビョーク(Björk)とデュエット。
You Tube上の3曲目「ザ・ダル・フレイム・オブ・デザイア(The Dull Flame of Desire)」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=BWV4N-ZcDJg
ビョーク(Björk)とのデュエット、最高です。
最新作「ザ・クライング・ライト(The Crying Light)」でも、その強烈な個性の中性的・耽美的世界は揺るぎません。
You Tube上の3曲目「Epilepsy Is Dancing」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=KPo8wp5nIm0
You Tube上の6曲目「Another World」のプロモーション・ビデオ。
http://www.youtube.com/watch?v=Hv9y8Bf8bwM
ところで、「ザ・クライング・ライト(The Crying Light)」、日本盤のみ全曲の英語原詩と日本語対訳が掲載されていますが、なぜだか知りませんが、日本盤の日本語解説は無し。
音だけで判断してほしいというアントニー(Antony)の意向のような気もいたします。
しかし、その替わりと言ってよいかもしれませんが、本盤の日本語対訳を担当され、日本におけるトランスジェンダー系アーティストの紹介者として抜群の実績の今野雄二氏が、MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2009年 2月号で、大野一雄氏とアントニー(Antony)の関係等、「かけがえのない地球に、楽園の再来を夢見るアントニー」と題して詳しい解説文を寄稿されていますのでお見逃しなく。
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