プロだってやさしい解説の方が好きです。税務研究会編「税務便利事典 改訂増補三版」
税務会計のプロならご存知、税務研究会が発行する「週刊 税務通信」。
クレイジー・ケン・バンドではありませんが「昭和にワープだ」と思わず歌いたくなるような装丁の「週刊 税務通信」は、かなり読み応えのある本格的な税務雑誌。
しかし、後ろの方に掲載されている、マンガ付のコラム「ショウ・ウィンドウ」は、会社業務や個人の生活で日常発生する事項について広範囲な税目をわかりやすく解説してくれ、ここしか読まないというファンも多い。
そんな、「週刊 税務通信」のコラム「ショウ・ウィンドウ」をまとめた税務研究会編「税務便利事典 改訂増補三版」(2008年11月)が、約4年ぶりの改訂版として発売。
そう、プロだってやさしい解説の方が好きなのです。
「週刊 税務通信」が、最近は、「税務通信データベース」会員サービスを始めたため、会員になれば「ショウウィンドウ」もネット上で検索可能。
したがって、昭和58年に初版が発行された「税務便利事典」も全盛期は毎年改定されていましたが、このところは数年おきの改訂。
インターネットの時代には勝てませんが、昔からお世話になっているよしみでしょうか、私は紙版がでると思わずゲット。
紙版の「税務便利事典」はいつまで続くかわかりませんが、執筆者の労力・実力がプロならよくわかる「ショウウィンドウ」、これからも充実した内容に期待したいと思います。
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