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クレア・マルダー(Clare Muldaur)へ受け継がれた魅惑の声と小粋なセンスのDNA、No.5。ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)「パスワード(Password)」(M)

H210116 だいぶ間が空いてしまいましたが、前回に引き続き、父、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)から、クレア&ザ・リーズンズ(Clare & the Reasons)が好評のクレア・マルダー(Clare Muldaur)へ、受け継がれた魅惑の声と小粋なセンスのDNAを探る第5弾。

 今回は、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)のソロ名義、「パスワード(Password)」(2000年)。

 注目は、何といっても、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)とクレア・マルダー(Clare Muldaur)の親子共演曲、ベッシー・スミス(Bessie Smith)のレパートリー、「アット・ザ・クリスマス・ボール(At the Christmas Ball)」のカヴァー。

 「クリスマスだよ、クレア(It's Christmas time ,Clare)」、「準備はできてるわ、父さん(I'm getting fo it,Daddy!)」という和気あいあいの掛け合いで始まる、「アット・ザ・クリスマス・ボール(At the Christmas Ball)」、魅惑の声と小粋なセンスの素晴らしい共演です。

H210116_2  1970年代後半、ジェフ・マルダー&エイモス・ギャレット(Geoff Muldaur&Amos Garrett)として活活躍したジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)。

 その後は、再びソロ活動に戻り、1979年に「ブルース・ボーイ(Blues Boy)」に発表し、1980年に「I Ain't Drunk」を発表。

 しかし、その後は約18年間もソロ活動を沈黙。

H210116_3  再び、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)の復活ののろしが上がったのが、1998年のソロ・アルバム「ザ・シークレット・ハンドシェイク(The Secret Hndshake)」。

 ほとんど、約18年間のブランクを感じさせない、変わらない魅惑の声と小粋なセンスには脱帽。

 そして、2000年のソロ・アルバム「パスワード(Password)」では、1stアルバム「スウィートハート(Sweetheart)」(2001年)を翌年に発売することになる、当時21~22歳と思われるクレア・マルダー(Clare Muldaur)のお披露目の共演が実現。

 演目は、クレア・マルダー(Clare Muldaur)が若干9歳でのめり込んだという、伝説的女性ブルース・シンガー、ベッシー・スミス(Bessie Smith)の「アット・ザ・クリスマス・ボール(At the Christmas Ball)」。

 You tube上にアップされた、ベッシー・スミス(Bessie Smith)「アット・ザ・クリスマス・ボール(At the Christmas Ball)」を使用した映像。

 http://jp.youtube.com/watch?v=0k7cfzTwNOM

 ベッシー・スミス(Bessie Smith)のバージョンと比較してみると、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)とクレア・マルダー(Clare Muldaur)の、ただのアメリカン・ルーツ・ミュージック・マニアに終わらない自己のオリジナルティへの消化力と小粋さは、実に見事。

 ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)とクレア・マルダー(Clare Muldaur)の親子共演、次回に続きます。

 

 

 

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