クレア・マルダー(Clare Muldaur)へ受け継がれた魅惑の声と小粋なセンスのDNA、No.6「アヴァロン・ブルース ミシシッピ・ジョン・ハート・トリビュート(Avalon Blues A Tribute to the Music of Mississippi John Hurt)」(M)
父、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)から、クレア&ザ・リーズンズ(Clare & the Reasons)が好評のクレア・マルダー(Clare Muldaur)へ、受け継がれた魅惑の声と小粋なセンスのDNAを探る第6弾は、前回に引き続き親子共演。
舞台は、伝説のブルース・マン、ミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Hurt)へのトリビュート・アルバム、「アヴァロン・ブルース ミシシッピ・ジョン・ハート・トリビュート(Avalon Blues A Tribute to the Music of Mississippi John Hurt)」(2001年6月)。
ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)名義の11曲目「チキン(The Chiken)」のカヴァーで、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)とクレア・マルダー(Clare Muldaur)、そしてクレアの姉のジェニ・マルダー(Jenni Muldaur)の親子3人の共演が楽しめます。
ミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Hurt)は、「ウィキペディア(Wikipedia)」によれば、 1892年生まれらしい、ミシシッピ(Mississippi)州アヴァロン(Avalon)育ちのブルース・シンガー、ギタリスト。
日本盤「キング・オブ・ザ・ブルース 4(King Of the Bluse 4)」(1992年)にも収録の、戦前は1928年のオーケー・レコーズ(Okeh Records)での録音が、1960年代初期のフォーク・ブームで注目を浴びます。
そして、研究家トム・ホスキンズ(Tom Hoskins)が生死さえも判明していなかったミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Hurt)を1963年に発見。
発見された同年には、ニューポート・フォーク・フェスティバル(Newport Folk Festival)に早速登場し大歓迎。
You Tube上のニューポート・フォーク・フェスティバル(Newport Folk Festival)での、「キャンディ・マン(Candy Man Blues)の貴重な映像。
http://jp.youtube.com/watch?v=iXNfbnMFoGE
ミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Hurt)は、発見されてからわずか約3年後の1966年に亡くなってしまいますが、ヴァンガード・レコーズ(Vanguard Records)で、「Today!」(1966年発売)、「The Immortal Mississippi John Hurt」(1967年発売)、「Last Sessions」(1966年発売)の3枚をスタジオ・レコーデイングし、それを1枚にまとめた再発CDが、ミシシッピ・ジョン・ハート(Mississippi John Hurt)「The Complete Studio Recordings ~ Mississippi John Hurt」(2000年)。
「チキン(The Chiken)」は、「The Immortal Mississippi John Hurt」(1967年発売)の11曲目収録で、柔らかく暖かいタッチとしみじみとした味わい深い歌が印象的な小品。
「アヴァロン・ブルース ミシシッピ・ジョン・ハート・トリビュート(Avalon Blues A Tribute to the Music of Mississippi John Hurt)」で、この曲を選んだ、ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)の小粋なセンスには脱帽です。
ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)とクレア・マルダー(Clare Muldaur)、ジェニ・マルダー(Jenni Muldaur)の親子3人のヴォーカル共演が楽しめるのはおそらくこの曲だけだと思いますが、実に楽しい雰囲気。
ジェフ・マルダー(Geoff Muldaur)親子による、アメリカン・ルーツ・ミュージック・アルバムなんて企画もぜひ期待したいところです。
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