小泉今日子の「アラフォー」ではなく「ナイス・ミドル」な歌心。小泉今日子「Nice Middle」(M)
小泉今日子の前作「厚木I.C.」(2003年4月)は、知る人ぞ知る大傑作。
THE BOOM、 GANGA ZUMBAの宮沢和史作曲の「厚木」、「モクレンの花」、ハナレグミの永積タカシ作曲の「きのみ」、「サヨナラCOLOR」等の良質なメロディーに、高野寛等のソフトな編曲が織りなす名曲のオンパレード。
随分と愛聴させていただきました。
最近は、女優として評価の高い小泉今日子ですが、自ら主演した大島弓子の漫画が原作の映画「グーグーだって猫である」(2008年9月)では、音楽担当の細野晴臣に促され、「グッド グッド(Good Good)」で細野晴臣と素晴らしいデュエット。
「グーグーだって猫である オリジナルサウンドトラック」(2008年8月)にも収録された「グッド グッド(Good Good)」のYou Tube上のプロモーション・ビデオ。
http://jp.youtube.com/watch?v=XB4eDG9X5pQ
どうも、この細野晴臣とのデュエットがきっかけとなり作成されたらしい、5年半ぶりの新作「Nice Middle」、前作と同様に歌心あふれるアルバム。
小泉今日子は、Tokyo No.1 Soul Setが最近のお気に入りらしく、オープニングの1曲目とラストの11曲目に彼らの曲を起用するとともに、Elvis Woodstockことリリー・フランキー他小泉今日子ゆかりの「ナイス・ミドル」なアーティスト達が楽曲提供。
私は、元The PILLOWS、カーネーションのプロデューサーとしても知られる上田健司(上田ケンジ)作曲の「Samida-rain」が気に入りました。
しかし、なぜでしょうか前作の立役者の一人、高野寛の不在のせいもあるのか、残念ながら名曲度は前作にかなわない印象。
小泉今日子の「ナイス・ミドル」な歌心、今後にも期待したいと思います。
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