Perfume(パフューム)を紅白歌合戦初出場に導いた男、中田ヤスタカの「デジタル・ディストーション・ビート」にビリビリ感電せよ!。capsule(カプセル)「MORE! MORE! MORE!」(M)
capsule(カプセル)「MORE! MORE! MORE!」の発売に合わせて、中田ヤスタカも積極的にパブリシティを展開。
我が愛読誌「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2008年 12月号」でも、capsule (カプセル)が表紙を飾るとともに、「中田ヤスタカ/capsuleの時代」と題する特集記事が。
機材関係にも精通している音楽評論家、高橋健太郎氏による中田ヤスタカ・インタビューは、中田ヤスタカのサウンドの秘密を探る上で要注目。
一方、我が元愛読誌「サウンド&レコーディング・マガジン (Sound & Recording magazine) 2008年 12月号」でも、中田ヤスタカが表紙を飾り、「自身のユニット”capsule”の新作から読み解く『中田ヤスタカ』の秘密」と題する特集記事が。
「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン)」と「サウンド&レコーディング・マガジン (Sound & Recording magazine) 」の中田ヤスタカへのインタビューで、ようやく腑に落ちたのが中田ヤスタカのサウンドの秘密。
中田ヤスタカが強調しているのは、「歪へのこだわり」。
通常はシンセサイザーを歪ませる場合、アンプ・シュミレーターを通してしまうところ、中田ヤスタカは、ビットを粗くして歪ませるとか、単純にレベル・オーバーさせるとか、デジタルっぽい方向性で歪ませるというのにこだわっているらしい。
「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン)」の特集記事でもそうですが、中田ヤスタカというと、いわゆる「ロボ声」、アンタレス(Antares)社のオート・チューン(Auto-Tune)等によるヴォーカルのピッチ加工にどうしても注目が集まりますが、私が中田ヤスタカに魅かれてるのは当ブログでも何度か指摘しているその太いサウンド。
どうやら、そのぶっといサウンドの秘密は、私が勝手に命名させていただく「デジタル・ディストーション・ビート」ともいうべき、デジタルに歪んだ「ビリビリ感」にあるようです。
You Tube上の、3曲目「Jumper」のプロモーション・ビデオ、ビリビリです。
http://jp.youtube.com/watch?v=aaAWEAHxhQ4
この「ビリビリ感」、おじさんとしては、よりアナログでしたが、吉田仁率いるサロン・ミュージック(Salon Music)の傑作「サイキック・ボール(Psychic Ball)」(1990年)を思い出したりしてしまいました。
中田ヤスタカのデジタル・ディストーション・ビートによるビリビリ感、Perfume(パフューム)でも随所に感じられましたが、それが全開なのが「MORE! MORE! MORE!」、感電してみませんか?
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