エバー・グリーン!シンバルズ(Cymbals)を称えるNo.15。シンバルズ(Cymbals)「Sine」(M)
まだまだ、引き続き振り返りたい、沖井礼二、矢野博康、土岐麻子からなるシンバルズ(Cymbals)のエバー・グリーンな音楽。
今回は、6thシングル「Higher than the Sun e.p」からの「洗練」と「クラブ・ミュージック」路線の集大成、3rdアルバム「Sine」(2002年7月)。
このアルバムの聴きどころも、7thシングル「Wingspan」と同様に、当時のファンタスティック・プラスチック・マシーン(Fantastic Plastic Machine、FPM)こと田中知之の右腕、宮川弾によるプログラミングとストリング・アレンジのスパイスだと思います。
元ラヴ・タンバリンズ (Love Tambourines)のキーボーディスト、宮川弾は、FPMとシンバルズ(Cymbals)とのコラボレーションが終わりを告げた後、2006年10月に、宮川弾アンサンブル(Dan Miyagawa Ensemble)名義のソロ「pied-piper」を発表。
「pied-piper 」は、電気楽器を使わないユニークな室内楽的作品で、5曲目「あたらしい道」では、シンバルズ(Cymbals)解散後の土岐麻子をヴォーカリストとしてフューチャー。
「pied-piper」自体はすばらしい作品で、宮川弾のストリングス・アレンジの妙は味わえますが、私は、「洗練」と「クラブ・ミュージック」の、FPMやシンバルズ(Cymbals)とのコラボレーションの方がもっと良いと思います。
ぜひ、宮川弾の次回作では、その路線を期待したいところです。
そういえば、今回初めて気が付きましたが、以前にご紹介したGREAT 3 (グレイト・スリー)の名曲「Quincy」(2001年3月)のストリングス・アレンジも、宮川弾によるものなんですね。
シルバー・メタリックの、斬新で実に美しいデザインのジャケットは印象的な「Sine」、「洗練」と「クラブ・ミュージック」路線を集大成させたシンバルズ(Cymbals)は、さらに変化して行きます。
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