BSE問題に翻弄されつつも愛され続ける「ねぎし定食」。「新宿ねぎし 八重洲店」
飲食店、それもチェーン店は味の維持をするのが意外に難しいものですが、いつも感心させられるのが「新宿ねぎし 八重洲店」の新宿店創業以来27年の定番と思われる「ねぎし定食」のクォリティ・コントロール。
BSE問題に翻弄され、値段が暴騰したり、数量限定になったり、今もメニューの後ろの方だったり、数奇な運命をたどりつつも、愛され続ける「ねぎし定食」。
以前にご紹介した、株式会社ねぎしフードサービスの人気姉妹店、「有楽町 コパン・コパン (Copain Copain) 韓国料理」にもしっかり継承されている、ねぎしのガンコな職人技のようなクォリティ・コントロールが、愛され続ける理由のひとつであることは間違いないでしょう。
ねぎしが創業した1981年頃は、牛たんはお酒のおつまみで男性客ばかりだったらしく、もっと女性にも親しんでもらいたいと、定番の「牛たん+麦めし+テールスープ」に健康的な食材で麦めしに合う「とろろ」を加えて提供したのが、「ねぎし定食」のはじまりで、「牛たんにとろろ」という組み合わせの元祖とのこと。
全国屈指の名産地・千葉県多古町直送の大和芋を、毎日お店で皮をむきていねいにすりおろし、27年間変わらぬ味の出汁と合わせ、舌触りやのど越しをよくするためさらに網で越しているひと手間が、おいしさのポイントのこと。
お米は、品質の良い産地のコシヒカリを選んで独自に調合し精米したてのものを使用とのこと。
ごはんにブレンドする大麦は、通常より薄く圧縮した押し麦で、食物繊維やビタミン・ミネラル豊富なだけでなく、噛めば噛むほど麦本来の風味豊かな味わいが。
いつ食べても、煮詰まったりすることなく、クォリティ・コントロールが行き届いています。
とうがらしがかなり効いていて、飲むと元気が出てくるところもポイントが高い。
ちょっと手ブレしてしまいましたが。
女性向けという狙いからか、厚さや大きさも、多店と比べとても上品。
若い時は物足りなさを感じたこともありましたが、年をとってくると嬉しい分量です。
以前は、大根系のサラダでしたが、最近、「コパン・コパン (Copain Copain)」との関係か、チョレギ系に変更。
私の好みを言わせてもらえれば、大根系の方があっていたかも。
「ねぎし定食」、私もまだまだ愛して行きたいと思います。
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