今年も出ました!会社の税金はこれ1冊でOKの名著。「平成20年度版 図解・業務別 会社の税金実務必携」
共著者の中でもリーダー格と思われるのが、溝端浩人公認会計士・税理士。
溝端浩人公認会計士・税理士は、多くの関西地区の大型倒産事件に関与され事業再生の分野でも有名で、「税理士のためのはじめての会社再建実務―民事再生事案処理のポイント」(2003年)という書籍も執筆。
「リース債権者との死闘」等、いかにも経験豊かな実務家らしいコラムが随所に織り込まれており面白い。
溝端浩人公認会計士・税理には、事業再生分野の書籍ももっと執筆してもらいたいところ。
溝端浩人公認会計士・税理士の、「法律のるつぼ」だけでなく、「税務会計のるつぼ」、「経営問題のるつぼ」とも言える事業再生で鍛えられた経験が、「平成20年度版 図解・業務別 会社の税金実務必携」の視野の広い横断的な構成に生かされているのかもしれません。
ちなみに、当然のこととして、「図解・業務別 会社の税金実務必携」の「会社倒産・再建とと債務免除益等」の部分の記述もコンパクトながら的確です(この部分については、的確でない記述の書籍が実は多いのですが・・・)。
「図解・業務別 会社の税金実務必携」、私の事務所もこの本がないと困りますので、これからも改訂を続けていってもらいたいものです。
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