デヴォーチカ(DeVotchKa)を聴いていたら無性に聴きたくなった絶妙なブレンドの異種交配No2。レ・ネグレス・ヴェルト(Les Negresses Vertes)「レ・ネグレス・ヴェルト2(Familles Novembre)」(M)
デヴォーチカ(DeVotchKa)を聴いていたら無性に聴きたくなったレ・ネグレス・ヴェルト(Les Negresses Vertes)。
デビュー作「レ・ネグレス・ヴェルト(Mlah)」(1989年)から2年半後に届けられた2作目が「レ・ネグレス・ヴェルト2(Familles Novembre)」(1992年)。
デビュー作と比べるとパンキーかつワイルドな部分はやや後退しますが、絶妙なブレンドの異種交配の妙はこれまた抜群です。
You Tubeにアップされた6曲目「パーティやろうぜ(Sous le Soleil de Bodega)」のプローモーション・ビデオ。
http://jp.youtube.com/watch?v=Q3tk2Atn2vE
同曲のライヴ。
http://jp.youtube.com/watch?v=ZRBj66ieAnc
実は、「レ・ネグレス・ヴェルト2(Familles Novembre)」発表後の1993年1月に、ヴォーカルのエルノ(Helno)が、ドラッグのオーヴァー・ドーズで急死。
したがって、エルノ(Helno)在籍時のライヴであるこの映像は、大変貴重。
エルノ(Helno)の死後、レ・ネグレス・ヴェルトですが、まずは、とりあえず過去の音源のリミックス・アルバム「10リミックス~エルノよ永遠に(10 REIXES)」(1993年)を発表。
リミキサーとして、当時の一流どころである、マッシヴ・アタック(Massive Attack)、ノーマン・クック(Norman Cook)、ウィリアム・オービット(William Orbit)などが参加。
そして、1994年には、エルノ(Helno)死後初のオリジナル・スタジオ・アルバム「ジグ・ザグ(Zig-Zague)」を発表。
ヴォーカルは、ギターのステファン・ムリーノ(Stéfane Mellino)、アコーディオンのマチアス・カナヴェーズ(Matthias Canavese)、ベースのジャン・マリー・ポール(Jean-Marie Paulus)が交替で担当。
彼らが、エルノ(Helno)抜きでも十分にやって行ける実力を証明。
その後の歩みは、2006年に発売されたベスト盤、「A L'Affiche: Best of Les Negresses Vertes」で辿ることができます。
1996年にライヴ・アルバム「Green Bus」、1999年には「Trabendo」、2001年には「Acoustic Clubbing」と、着実に作品を発表して行きます。
その後は、ベスト盤の発売はあるものの、オリジナル・アルバムの発売はないようですが現在でも解散したわけではないようです。
しかし、エルノ(Helno)亡き後のレ・ネグレス・ヴェルトはどうしても薄味。
手塚治虫のキャラクター、ハム・エッグを彷彿とさせるその独特の風貌のエルノ(Helno)、You Tubeの映像でその在りし日の姿を偲びたいと思います。
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