エバー・グリーン!シンバルズ(Cymbals)を称えるNo.5。シンバルズ(Cymbals)「My Brave Face」(M)
前回に引き続き振り返る、沖井礼二、矢野博康、土岐麻子からなるシンバルズ(Cymbals)のエバー・グリーンな音楽。
今回は、メジャーのビクターからの3rdマキシ・シングル「My Brave Face」(1999年12月)。
沖井礼二のコダワリの今回のお題は、キンクス(The Kinks)です。
「My Brave Face」の表ジャケットは、キンクス(The Kinks)「フェイス・トゥ・フェイス(Face to Face)」(1966年)のパロディー。
それにしても、このジャケットはほとんど同じで一緒に置くと区別がつかない程(笑)。
キンクス(The Kinks)は、レイ・デイヴィス(Ray Davies) 、デイヴ・デイヴィス(Dave Davies) の兄弟を中心とする1964年から活動するイギリスのロック・バンド。
ビートルズ(The Beatles)、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)、ザ・フー(The Who)とともにイギリス4大バンドとも称される。
「My Brave Face」では、2曲目で、キンクス(The Kinks)「サムシング・エルス(Something Else)」(1967年)収録のレイ・デイヴィス(Ray Davies) 作詞作曲「シチュエイション・ヴェイカント(Situation Vacant)」をカヴァー。
前回も指摘しましたが、シニカルな歌詞の男っぽいブリテッシュ・ビートものを、キュートな女性ヴォーカルでカヴァーする意外な面白さが味わえます。
沖井礼二は、キンクス(The Kinks)「サムシング・エルス(Something Else)」を余程気に入っているのか、評論家小松崎健郎氏とザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)の加藤ひさしの呼びかけによる「キンキー・ブート~トリビュート・トゥ・ザ・キンクス 」(2002年)では、デイヴ・デイヴィス(Dave Davies)とレイ・デイヴィス(Ray Davies)共作「道化師の死(Death Of A Clown )」もシンバルズ(Cymbals)でカヴァー。
こちらは、その後のシンバルズ(Cymbals)の成長ぶりがうかがえる打ち込みクラブ・ミュージック風味の一品。
You Tubeにアップされたキンクス(The Kinks)「道化師の死(Death Of A Clown )」のビデオ。
http://jp.youtube.com/watch?v=i7IMNYjiHaM
そういえば、キンキーつながりでしょうか、このビクターからのマキシ・シングル3部作の帯には、ザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)の古市コータローの愛情あふれる推薦文が。
「いや~Cymbals恐るべし・・・。何かやらかしそうな奴らだ。」(「午前8時の脱走計画(8AMEP)」)
「ものすごいいきおいじゃない! やったね。」(「ラリー(Rally)」)
「ワクワクするぜ!シンバルズ!」(「My Brave Face」)
ところで、「My Brave Face」は、以前の記事でご紹介したように、インディーズのLD&Kから発売された、2ndミニ・アルバム「Missile&Chocolate」(1998年12月)にも収録されていた曲の別バージョンで、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)「フラワーズ・イン・ザ・ダート(Flowers In The Dirt)」 (1989年)収録のポールとエルビス・コステロ(Elvis Costello)の共作の同名曲からのタイトルを引用。
You Tubeにアップされた「My Brave Face」のプロモーション・ビデオ。
http://jp.youtube.com/watch?v=K9xOuM4FmoM
「Missile&Chocolate」のバージョンと比べると、どんどんうまくなってきた小気味いい矢野博康のドラムが印象的ですね。
進化を続けるシンバルズ(Cymbals)、次はいよいよ、1stアルバムです。
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