愛すべきAOR野郎、片寄明人No.4。Chocolat&Akito (ショコラ&アキト)「Walking In The park(DVD)」(M)
以前の記事でもご紹介した、片寄明人が2005年に結成した実にいい感じの夫婦デュオ、Chocolat&Akito (ショコラ&アキト)。
最近、片寄明人のオフィシャル・サイトで初めて存在を知ったのが、ライヴDVD、Chocolat&Akito (ショコラ&アキト)「Walking In The park(DVD)」(2006年)。
ファースト・アルバム「Chocolat&Akito 」(2005年9月)発売後の2006年3月に行われた、和田倉噴水公園レストランでのイベントライブをDVD化したものですが、愛すべきAOR野郎、片寄明人のメロディの美しさの真骨頂が味わえるすばらしい作品です。
和田倉噴水公園レストランは、二重橋駅近くの皇居のお堀側にあるレストランで、お堀沿いを車が行き交う夜景がとにかく素晴らしい、抜群のロケーション。
このレストランも、恥ずかしながら今まで知らなかったのですが、貸切でライヴ・パーティをやるのに最高ですね。
片寄明人のセルフ・ライナーによると、「Chocolat&Akito 」発売後に、サポートにギターの清水ひろたか(弘貴)だけのシンプルな編成の全国ツアーの東京番外編として行われたライヴをDVD化したものらしい。
その全国ツアーは、手持ちの音響機材を持ち込み、ライヴ・ハウスなどの音響設備が整ったところ以外の場所、Cafe、美容院、蘭の温室、お寺のお堂、学校の講堂などで行われたそうです。
「Walking In The park(DVD)」でも、そのDIY(Do It Yourself)的な手作りの温かさが伝わってくる、素晴らしい演奏で、片寄明人のメロディの美しさの真骨頂が味わえます。
片寄明人名義ではありますが、You Tubeにアップされた佐橋佳幸がゲストのこの「VERANDA」のライヴは雰囲気が近いです。
http://jp.youtube.com/watch?v=C4UYFnGTKZs
和田倉噴水公園レストランの素晴らしいいロケーションは味わえませんが。
片寄明人は、セルフ・ライナーで、無から音を奏でた瞬間に空気が色づいたように感じることがあり、その瞬間を産み出すことがミュージシャンにとって「至上の喜び」と語っていますが、その達観したような境地から生み出される作品にこれからも期待したいと思います。
まずは、Chocolat&Akito (ショコラ&アキト)の新譜をそろそろ聴きたいところですね。
| 固定リンク
« こちらもやはり来ました信用保証協会による公的信用保証の拡充。 「政府経済対策、中小支援に4000億円 資金繰り円滑化」 (2008年8月28日付日本経済新聞より) | トップページ | そして登亭が残った。「登亭 京橋店」 »
「音楽等(やや通向)」カテゴリの記事
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽再発・再編集等ベスト。サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)「PERFECT! MENU 」(2025.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2024年洋楽再発・再編集等ベスト。ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)「The Asylum Albums (1976-1980)」(2025.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽ベスト3。第3位:高野寛(Hiroshi Takano)「Modern Vintage Future」(2025.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽ベスト3。第2位:竹内まりや(Mariya Takeuchi)「Precious Days」(2025.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽ベスト3。第1位:椎名林檎(Ringo Sheena)「放生会(Carnival )」(2025.01.03)
コメント