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今年最大の倒産。東証一部上場の不動産会社、アーバンコーポレイション、負債総額2,558億円。

 東証一部上場の不動産会社、株式会社アーバンコーポレイションが、13日、東京地裁に民事再生法手続開始の申し立てを行い同日受理されましたが、負債総額は2,558億円で今年最大の倒産とのこと。

 最近の新聞報道を見ていると、景況感もどんどん悪化しているようであり、私の実務感覚的にも倒産は最近すごく増えていると思います。

■2008年7月の全国企業倒産

 2008年8月11日付「日刊 帝国ニュース」によると、2008年7月の全国企業倒産は1,131件で、帝国データバンクが集計方法を変更した2005年4月以降では最多であるとのこと。

■倒産件数の増加基調の要因・背景について

 2008年8月11日付「日刊 帝国ニュース」によると、下記の通りとのことです。

 ①価格高騰による販売不振、業界全体の信用収縮から、マンション分譲業者の倒産が続発

 ②公共工事削減、原料高に加え、不動産業者の大型倒産散発で建設業の倒産が過去最多

 ③原料高関連の倒産が60件発生、前月(54件)を上回り2ヵ月連続で過去最多を更新

■倒産件数の増加傾向について感じること

 世界的に景気は減速局面を迎えており、我が国においても景気悪化による倒産件数の増加はやむを得ないものと考えざるを得ません。

 したがって、外部環境の浮き沈みがあろうとも、我々中小企業は、1人1人が創意工夫を重ねることにより、収益から費用を差し引いた利益を少しでも多く生み出し企業価値を高めて行くということが大切であることはいつも変わりはないかと思われます。

 ただし、売上債権の回収については、倒産件数の増加傾向を十分に考慮した管理を行う必要があることは言うまでもありません。

 景気悪化に伴う民事再生法等の法的整理の増加は、以前の記事でも触れさせていただいた、企業の市場からの退出のルールが健全に働いていると、前向きにとらえ、前に向かって進んで行くべきかと思われます。

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