1+1=2ではない!さいとう・たかを氏の考える「プロの仕事」。「『ゴルゴ13』連載40周年記念、さいとう・たかお氏インタビュー」日刊 帝国ニュース2008年7月30日号、31日号
い、いそがしい。寝る時間がどんどんなくなって行く・・・。ブログも書かなければ・・・。
と、手許の日刊 帝国ニュースを手に取ると、「『ゴルゴ13』連載40周年記念、さいとう・たかお氏インタビュー」<前篇>2008年7月30日号、<後篇>2008年7月31日号が。
なんで帝国ニュースで「『ゴルゴ13』連載40周年記念?といぶかりつつも、読んでみたら、すごく面白くてためになるのが、さいとう・たかを氏のプロフェッショナリズムです。
■さいとう・たかを氏の考える「プロの仕事」とは
まさに仕事に対する責任感で、プロである限りやった仕事に対して責任を持つということで、それに尽きるとのことです。
さいとう・たかを氏は、53年間仕事をしていて、すべての作品で一度も休載したことがないとのこと。
そして、60時間起きていたこともあり、次の原稿に取りかかるためにその後4時間寝て、さらに48時間起きていたこともあるとのこと。
私程度は、まだまだということですか・・・。
■今の世の中、ある種まともに商売するともうからなくて、会社が続けられないのでは?
帝国ニュースらしい中小企業の立場を代弁した良い質問ですが、商売である限りもうけることは必要だが、そのために仕事に支障を来すのではそれはプロではなく、食えていくかどうかが先に来るのはおかしく、その職業の責任を果たせるかどうか、その方が先であるとのこと。
最近の建築偽装や食品偽装を一喝しております。
■作品作りに一切妥協しないのか?
妥協しないということはありず、その妥協が認められるかどうかの見極めが大事とのこと。
さいとう・たかを氏も、昔、共産圏について描いた時に、当時知っている人もめったにいないわけなので何を描いても構わないと思い(笑)、その辺までは許されるのではないかと見極めて描いたことがあるとのこと。
■ゴルゴ13を通じて伝えたいことは何か?
1+1=2ではないということだそうです。
すなわち、1と1はいくら足しても1と1のはずで、2と解釈したのはあくまでも人間が便利であるからとのこと(すごい人です!)。
決まりごとにとらわれず、自分でよく物事を考えることが大事であり、ゴルゴ13は、常に自分で考えて行動しており、さいとう・たかを氏の考え方でもあるとのこと。
いやぁ、さいとう・たかを氏のプロフェッショナリズム、大変良い刺激になりました。
私も、明日から、といわず、今から、またがんばりたいと思います。
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