壮大なるアメリカ音楽絵巻、今No.4。スフィアン・スティーヴンス (Sufjan Stevens)&デヴォーチカ(Devotchka)「リトル・ミスサンシャイン(Little Miss Sunshine )[Soundtrack] 」(M)
スフィアン・スティーヴンス (Sufjan Stevens)の名曲「chicago」と「No Man's Land」が使われていたのでチェックしていたサントラ盤、「リトル・ミスサンシャイン(Little Miss Sunshine) [Soundtrack] 」(2006年)。
なかなか見れないで買い置きしていた、ジョナサン・デイトン(Jonathan Dayton)&ヴァレリー・ファリス(Valerie Faris)監督の映画「リトル・ミスサンシャイン(Little Miss Sunshine)」(2006年)のDVDも遂に見てみましたが、期待通りの大傑作。
スフィアン・スティーヴンス (Sufjan Stevens)の曲が印象的なのはもちろんのこと、5月に日本盤デビューも果たしたデヴォーチカ(Devotchka)の音楽も素晴らしく、映画、サントラ盤ともどもお勧めです。
「リトル・ミス・サンシャイン(Little Miss Sunshine) 」 は、ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス夫妻が監督の2006年のアメリカ映画で、アカデミー脚本賞(マイケル・アーント(Michael Arndt))・アカデミー助演男優賞(アラン・アーキン(Alan Arkin))受賞。
美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の最終審査に通過した少女・オリーヴ(Olive)をいろいろな問題を抱えた家族が黄色のおんぼろバスに乗って会場まで連れて行く道中を描いたコメディ映画。
最近、日本も格差が大きな問題ですが、格差社会で何歩も先を行くアメリカの、勝ち組になれない家族を暖かく見つめたコメデイ映画で、すごく考えさせられる映画です。
格差社会に対するアンチ・テーゼともとれますが、アラン・アーキン(Alan Arkin)扮するヘロイン中毒の不良じいさんが、挑戦して負けた者が負け組(Loser)ではなく、挑戦しないで逃げる者が負け組(Loser)なんだとオリーヴ(Olive)に説くところに、アメリカ社会の活力源を見ることもできます。
「リトル・ミスサンシャイン(Little Miss Sunshine)」の音楽については、5月に日本盤も発売されたデヴォーチカ(Devotchka)「ア・マッド・アンド・フェイスフル・テリング(A Mad and Faithful Telling)」の中川五郎氏の日本盤解説に詳しい経緯が掲載されてるので以下参考にさせていただきます。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers) 、REM等のミュージック・ヴィデオの監督出身のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス夫妻が、デヴォーチカ(Devotchka)の曲「You Love Me」をラジオで聴いて気に入り、この映画の音楽を依頼したらしい。
しかし、デヴォーチカ(Devotchka)は映画のスコアが初めてで、作業が難航したため、映画音楽家として有名なマイケル・ダンナ(Mychael Danna)との共同作業の形になったとのこと。
したがって、サントラ盤は、デヴォーチカ(Devotchka)の曲が4曲、デヴォーチカ(Devotchka)とマイケル・ダンナ(Mychael Danna)の共同作業によるスコアが6曲、スフィアン・スティーヴンス (Sufjan Stevens)の前述の2曲、その他2曲という構成になっています。
スフィアン・スティーヴンス (Sufjan Stevens)の曲については、監督なのか、マイケル・ダンナ(Mychael Danna)なのか、デヴォーチカ(Devotchka)なのか、誰の意見によるものかわかりませんが、映画の重要部分に使われ印象に残ります。
You Tubeにアップされた予告編でも、スフィアン・スティーヴンス (Sufjan Stevens)「chicago」が印象的に使われています。
http://jp.youtube.com/watch?v=NqLjRlDBgDQ
予告篇を見ると、名曲「chicago」に隠れてしまいそうになりますが、実際のこの映画の音楽面での主役は、監督直々に依頼をしたデヴォーチカ(Devotchka)であり、デヴォーチカ(Devotchka)の音楽の素晴らしさは別の回でお話しさせていただきたいと思います。
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