EURO2008(ユーロ2008)の「リスペクト」キャンペーン(RESPECT campaign)
スペインの鮮やかな優勝で、ゲームも面白ければ、最終利益も前大会比5%増で損益も良しということらしく、大成功のうちに閉幕したEURO2008(ユーロ2008)。
大会最優秀選手のシャビ・エルナンデス(Xavier Hernández)は、1999年のナイジェリアでのFIFAワールドユース選手権のU-20スペイン代表で、小野伸二、高原直泰、稲本潤一らの黄金世代のU-20日本代表と決勝戦で対戦し、小野の欠場もあり0対4で叩きのめされた相手。このところ元気がない日本の黄金世代もこれを機にぜひ奮起してほしいものです。
ところで、このところ、チェツクを欠かせなかったUEFA(Union of European Football Associations。欧州サッカー連盟)のサイトによると、EURO2008(ユーロ2008)ですが、「リスペクト」キャンペーン(RESPECT campaign)により、友好的な雰囲気という点でも大成功だったそうです。
■「リスペクト」キャンペーン
UEFAは、EURO2008(ユーロ2008)の大会期間中、他人への尊敬と配慮を訴えた「リスペクト」キャンペーンを行い、大会ユニフォームの左腕には、「RESPECT」という文字が入っていました。
■「リスペクト」キャンペーンの効果
UEFAによると、キャンペーンにより、国歌斉唱も時にスタンドのどこからもブーイングが起こらずこういったケースは今回がおそらく初めてだそうで、ファンに関連する問題は特になく、人種差別などの差別もほとんどなかったとのことです。
2005年に、スイスで行われたドイツ・ワールド・カップ予選のスイスとトルコのプレーオフ第1戦でスイスのサポーターがトルコの国歌斉唱時にブーイングをしたために、トルコの人たちが冒とくされたと怒りトルコで行われた第2戦が大荒れになるという事件がありました。
今回は、予選リーグで再び行われたスイスとトルコの1戦も友好的に終了したようですし、ピッチ上でも他国に敵意をむき出しにすることが多かったトルコも今回はそのようなことがなかったようです。
■「リスペクト」キャンペーンに感じること
最近、新聞の社会面等を見ると、他人への尊敬と配慮が全く感じられない残忍な事件が増えており、「リスペクト」キャンペーンの「他人への尊敬と配慮」という精神とそれが効果を上げたという事実は、大変よい話ではないでしょうか?
「リスペクト」キャンペーンの「他人への尊敬と配慮」という精神、お客様に対してだけでなく、企業経営全般にも生かして行きたいですね。
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