「イーノはいーの」(by細野晴臣)。コールドプレイ(Coldplay)「美しき生命(Viva la Vida)」(M)
ウィキペディアによると、コールドプレイ(Coldplay)の1枚目「パラシュート(Parachutes)」(2000年)は、全世界で約950万枚のセールス。
シングル・カットされた「イエロー(Yellow)」のPV。
http://jp.youtube.com/watch?v=qI8I6qcxWyU
同じく「トラブル(Trouble)」のPV。
http://jp.youtube.com/watch?v=fwGHQ6WyQFU
2枚目「静寂の世界(A Rush of Blood to the Head)」(2002年)も、全世界で約1,400万枚のセールス。
シングル・カットされた「サイエンティスト(The Scientist)」のPV。
http://jp.youtube.com/watch?v=V3Kd7IGPyeg
同じく「クロックス(Clocks)」のPV。
http://jp.youtube.com/watch?v=c9j_RZDqYc4
3枚めの前作「X&Y」(2005年)だって、全世界で約1,000万枚のセールス。
シングル・カットされた「スピード・オブ・サウンド(Speed of Sound )」のPV。
http://jp.youtube.com/watch?v=-iLt1U7A2-s
同じく「フィックス・ユー (Fix You) 」のPV。
http://jp.youtube.com/watch?v=jBEYyHGbwto
いやぁ、このCDの売れない時代にたいしたものです。
コールドプレイ(Coldplay)のアルバムが売れるのは、全世界で約4,000万枚のセールスとされる、ピンク・フロイド (Pink Floyd) 「狂気(The Dark Side Of The Moon)」(1973年)が売れたのと同じような印象を感じます。両者に共通する、メランコリックな叙情性に、ワールド・ワイドな普遍性があるのかもしれません。
私は、残念ながら、前作までのコールドプレイ(Coldplay)の音楽には、何が理由かは説明しにくいのですが正直言ってピンときませんでした。
しかし、「美しき生命(Viva la Vida)」には、ズバリはまりました。やはりブライアン・イーノ(Brian Eno)が関与したせいか、リズムに躍動感が出たのと、サウンドの手触りがより繊細になったことが原因でしょうか?
ルーブル美術館にある、フランスの19世紀の画家、ウジェーヌ・ドラクロワ(Eugène Delacroix)の「民衆を導く自由の女神」をジャケットにしたのも人間らしさが感じられていいですね。
私のお気に入りは、3曲目「ロスト!(Lost! )」。特に、日本盤は、あたかも意図されたリプライズ(reprise。繰り返し。)かのように11曲目で「ロスト!(Lost! )」のオルタネイト・ヴァージョンが再び始まりますが、そこも何とも言えず快感です。
シングル・カットされた「美しき生命(Viva La Vida)」を用いたipod CM 。
http://jp.youtube.com/watch?v=A2CaKWI6qAI
シングル・カットされた「ヴァイオレット・ヒル(Violet Hill)」のPV。
http://jp.youtube.com/watch?v=IakDItZ7f7Q
何度聴いても聴きあきない「美しき生命(Viva La Vida)」、今の時代を代表すると言ってよいアルバムではないでしょうか?
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コメント
自分のHPにも書きましたが、僕もこれまでColdplayはあまりピンときてなかったのです。「Clocks」だけは好きでしたが。
今回のアルバムはいいですよね。
なんか、ストリングスとか中近東の民族楽器とか、ロックバンドでない音が入ることで、よりバンドとしてのノリが強調されたように感じました。
これもまた、イーノ・マジックなんでしょうかね。
投稿: K2 | 2008年7月10日 (木) 23時35分
K2さん、コメントありがとうございます。
今回は、今まで近いんだけどはずれていたツボにすべてがはまった感じがします。
ロキシー・ミュージック在籍時、日本で「エノ」なんて表記されていた頃から知るおじさんとしては、イーノがこんな大プロデューサーになるとは夢にも思いませんでしたが。
投稿: Accounting&Music | 2008年7月14日 (月) 03時04分