これまたびっくりしました。勝間和代公認会計士の子育て論「こどもと育つ」(2008年6月24日日本経済新聞)。
以前にご紹介した「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」には、本当にびっくりさせられた勝間和代公認会計士。
最新刊「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践」は、びっくり度が弱いかなとの印象。
ところが、2008年6月24日日本経済新聞「こどもと育つ 仕事の価値 知ってほしい」での勝間和代公認会計士の子育て論には、またもやびっくりさせられました。
勝間和代公認会計士ですが、高三、中三、小四の三姉妹を育てる「シングルマザー」としても有名。
勝間家では、幼いうちら経済感覚を養うため独自の金銭教育を行っているらしく、日本経済新聞の記事を引用させていただくと以下の通り。
「お昼に弁当を買うなら五百万円を渡す。でも、家にある材料で自分で作るなら三百円あげる。コンビニで上乗せされる付加価値を自分でつくれば小遣いが手に入る仕組み。親からすればキャッシュフローは同じ。狙いは原価と仕事の価値の関係を学ばせることだ」
「我が家では一カ月の運営費を開示し、今書いている原稿はいくらの収入になるのか説明する。そのうえで『今はこの仕事を優先するので、皿洗いはやってほしい』などと伝えている」
う~ん、勝間和代公認会計士、子育て論の本も出したらすごそうですね。この話を、ある方に話したら、「本当に資本主義の申し子のような人ですね」と一言。
昔、公認会計士試験の受験勉強をしていた頃、受験予備校の経済学の講師(経済学の大学院生)が、誰だったか忘れましたが、ある経済学者について、「この人は、普通の人が『熱い』とか『寒い』とか感じることを、すべて温度や湿度で定量化してとらえていたらしい」と嬉しそうに語っていたのが思い出されます。あの講師の方も勝間和代公認会計士には一目ぼれでしょう。
でも、この日本経済新聞の記事で残念なのは、記者の意思か勝間和代公認会計士の意思なのか忘れただけなのかよくわかりませんが、遂に肩書に公認会計士がなくなりただの「経済評論家」。
ただでさえ、存在感が薄く、ドラマ「監査法人」もどうも逆効果の公認会計士、勝間和代公認会計士にも見捨ててほしくないものです。
人気ブログ「財務アナリストの雑感 シーズン2」のdancing-ufoさんに至っては、もはや「勝間和代のおっかけ」に近くなっていますが、私も勝間和代とPerfume(パフューム)にはワクワクさせられる今日この頃です。
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