紙ジャケリマスター時代の最強のディーバ、堂々の登場。Superfly「Superfly」(M)
TBS系ドラマ「エジソンの母」の主題歌、Superfly「愛をこめて花束を」が100万ダウンロード突破のニュースに、もはや100万枚とは言わないのかとCDおじさんは複雑な気分。
ジャニス・ジョプリンみたいなルックスと、その爺殺しのロック&ソウル・クラシックス趣味に興味を抱いていたSuperfly。
本年5月(2008年)に発売されたデビュー・アルバム「Superfly」を、HMV銀座試聴機で眉に唾付けて聴いてみるとこれが全曲良い良い良い。紙ジャケリマスター時代の最強のディーバ、堂々の登場です。
Superfly(スーパーフライ)は、1984年生まれの越智志帆によるソロユニットで、レコード会社は洋楽の名門WARNER MUSIC JAPAN、事務所はウルフルズやBONNIE PINK(ボニー・ピンク)のTAISUKE。
2004年に越智志帆と多保孝一による2人組ユニットとして結成されましたが、2007年11月に多保孝一がコンポーザー・アレンジャーに専念し脱退。
Superflyは、もちろんカーティス・メイフィールド (Curtis Mayfield)の名作「Superfly」(1972年)から命名。
タワー・レコードのサイトや、ミュージック・シェルフのサイトによると、越智志帆は、カーティス・メイフィールドの他にも、ジャニス・ジョプリン、キャロル・キング、マリア・マルダー、ローリング・ストーンズ、アレサ・フランクリンなどのロック&ソウル・クラシックス(割と王道)の影響を受けているらしい。
デビュー・アルバム「Superfly」ですが、ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)「サムバディ・トゥ・ラヴ(somebody to love)」へのオマージュあふれる1曲目「Hi-Five」をはじめ、次から次へと繰り出される痛快なロック&ソウル・クラシックス・サウンドに、ロックおじさんはノック・アウト間違いなしでしょう。
私が、注目したのは、我が音楽サークルの後輩、ギターの八橋義幸(八ツ橋義幸)のクレジット(特に関係者注目!)。
八橋義幸(八ツ橋義幸)は、学生時代は、「イカ天」の後番組「天下御免ね!」で確か1週勝ち抜いた、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ (Red Hot Chili Peppers) 風のミクスチャー・ロックのバンドを組んでいましたが、ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)ばりの、ハードながら内にポップさを秘めた、センス抜群の素晴らしいギタリストでした(特にリフのカッコ良さは特筆もの)。
現在は、自身のオルタナティヴなユニット、Belfast、Uranusで活動する傍ら、堂島孝平、絢香、BONNIE PINK(ボニー・ピンク)などのポップな音楽のバッキングで活躍しているようです。
「Superfly」では、多くの曲で、多保孝一などの他のギタリストと連名でクレジットされており、分担がよくわかりませんが、1曲目「Hi-Five」は「E.GuitarSolo」と明記され、ワイルドなギター・ソロを披露。
学生時代の彼のプレイを知る者としては、Superflyのような音楽でラウドなギターをガンガン鳴らしてくれるなんて嬉しい限りです。
You TubeにアップされたPVで、八橋義幸(八ツ橋義幸)参加曲をお楽しみを。
1曲目「Hi-Five」
http://jp.youtube.com/watch?v=DHdJxmHuj8E
2曲目「マニフェスト」
http://jp.youtube.com/watch?v=tscrjscIg9M
11曲目「ハロー・ハロー」
http://jp.youtube.com/watch?v=-e6qgknlC34&feature=related
Superfly、カッコいいですね。カルメン・マキが好きだったおじさんにも絶対お勧めです。
椎名林檎がデビューした時以来の衝撃かもしれない、この痛快さ、ぜひ感じてみませんか?
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コメント
やっぱりsuperfly、いいですか~。女性ボーカルは実はあまり聞かないのですが、洋楽だと少し渋めにボニー・レイット、邦楽だとだいぶミーハーに絢香が好きだったりします。aikoとボニー・レイットって声の音圧のでかさが似てると思うのは僕だけでしょうか・・・・・。superfly、買ってみます。
そういえば、スフィアン・スティーブンス「ミシガン」国内盤買いました。よかったですね~。
投稿: tak | 2008年6月19日 (木) 11時07分
冨田 恵一プロデュースの【羊毛とおはな/手をつないで】が
実は裏superflyです。
投稿: tommy sasuga | 2008年6月19日 (木) 23時56分
takさん、コメントありがとうございます。
私は、どちらかというとサブカル指向なのですが、メジャー系でもSuperflyのように琴線に触れるものがあります。ロバート・パーマーがお好きながら、「パンチ力」「歯切れ良さ」が相通ずると思います。
tommy sasuga さん、意味深なコメントありがとうございます。
この曲で、表と裏の裏ということですね。
http://jp.youtube.com/watch?v=tLPLOj3CGjQ
投稿: Accounting&Music | 2008年6月22日 (日) 21時33分