見事な完全無欠のロックン・ローラー。ジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)「ウィ・シング。ウィ・ダンス。ウィ・スティール・シングス。(We Sing. We Dance. We Steal Things.)」(M)
ジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)は、1977年生まれの、アメリカはヴァージニア州メカニックスビル出身のシンガー・ソング・ライター。
2008年5月に、サード・アルバム「ウィ・シング。ウィ・ダンス。ウィ・スティール・シングス。(We Sing. We Dance. We Steal Things.)」が発売されましたが、歌唱力、作詩・作曲能力、演奏力のどれをとっても完成度が高く、エルビス・コステロ(Elvis Costello)を彷彿とさせるその完全無欠のロックン・ローラーぶりは見事なものです。
ジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)は、 2002年に「ウェイティング・フォー・マイ・ロケット・トゥ・カム(Waiting for My Rocket to Come)」でデビュー。
シングル「ザ・レメディ(The Remedy (I Won't Worry))」が、全米16位のヒットとなるとともに、同アルバムも50万枚突破のヒット。
You Tubeにアップされた「ザ・レメディ(The Remedy (I Won't Worry))」のPV。
http://jp.youtube.com/watch?v=Kb-73iU6ubQ
2004年には、年間に230回もライヴを行ったらしい2003年のライヴ・アルバム、「トゥナイト・ノット・アゲイン:ジェイソン・ムラーズ・ライヴ・アット・ジ・イーグルス・ボールルーム(Tonight, Not Again: Jason Mraz Live at the Eagles Ballroom )」を発表。
現場でたたき上げられた歌唱力、演奏力は早くも見事。
You Tubeにアップされた1曲目「トゥナイト、ノット・アゲイン(Tonight Not Again )」。
http://jp.youtube.com/watch?v=b_pdtUR1uHQ
2005年には、セカンド・アルバム「MR.A-Z(読み方:ミスター・エー・トゥ・ジー)」を発表。
1曲目「ライフ・イズ・ワンダフル(Life is Wonderful)」は、私がジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)の曲で一番好きな曲で、クラウデッド・ハウス(Crowded House)のニール・フィン(Neil Finn)と相通ずる哀愁味が素晴らしい。
You Tubeにアップされた「ライフ・イズ・ワンダフル(Life is Wonderful)」のビデオ(PV?)。
http://jp.youtube.com/watch?v=R08q2wzGpzk
「MR.A-Z」のプロデューサーは、U2等でおなじみのスティーヴ・リリーホワイトで、ラウドなサウンドの2曲目「ワードプレイ(Wordplay)」のPV。ラップ調の早口ヴォーカルの職人技は、ジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)の大きな特徴。
http://jp.youtube.com/watch?v=_TDcQdgGi5U
「ウィ・シング。ウィ・ダンス。ウィ・スティール・シングス。(We Sing. We Dance. We Steal Things.)」では、歌唱力、作詩・作曲能力、演奏力が一体となった完全無欠のロックン・ローラーぶりがさらに進化。
私の好みは、3曲目のコルビー・キャレイとのデュエット、「ラッキー・フィーチャリング・コルビー・キャレイ( Lucky featuring Colbie Caillat )」で、癒されます。
日本盤のみのボーナス・トラックですが、「ライフ・イズ・ワンダフル(Life is Wonderful)」(ライヴ・フロム・アムステルダム)が収録されているのも嬉しい。
同アルバムからのファースト・シングル、レゲエ調の「アイム・ユアーズ(I’m Yours)」のPV。
http://jp.youtube.com/watch?v=EkHTsc9PU2A
ジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)は、その完全無欠ぶりというか全てにわたるそつのなさが魅力でありますが、逆に言うとまとまりすぎている感じもいたします。
少々いびつでも心を揺さぶる音楽をもっと作ってもらいたい、という気もいたしますがいかがでしょうか?
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