ビョークやケイト・ブッシュを彷彿とさせるサウンドに芯の強さを感じさせる歌の実力派。セイント・ヴィンセント(St. Vincent )「マリー・ミー(MARRY ME)」(M)
ジェスカ・フープ(Jesca Hoop)の「Kismet」が好きだと言ったら、中学の同級生の外間隆史がこれを聴けと紹介してくれたのが、セイント・ヴィンセント(St. Vincent )「マリー・ミー(MARRY ME)」(2007年)。
同じくビョークやケイト・ブッシュを彷彿とさせるミステリアスな音世界のジェスカ・フープ(Jesca Hoop)には、POPさと華やかさでは一歩譲りますが、その捻りの効いた歌詞の芯の強さを感じさせる歌ではこちらが上の実力派です。
日本での発売元ワーナーミュージック・ジャパンにによるセイント・ヴィンセント(St. Vincent )のプロフィールは以下のとおり。
本名:アニー・クラーク(ANNIE CLARK)。
米オクラホマ州で9人兄妹の大家族の5番目に生まれる。米ダラス在住。24歳。
シンガー/マルチ・インストゥルメンタリスト(ボーカル、ギター、ベース、ピアノ、センセサイザー、プログラミング等担当)。12歳でギターを始める(ディア・フーフ、グリズリー・ベアーのダニエル、ジョージ・ハリソンを敬愛)。ポリフォニック・スプリーのパートタイム・メンバー(ギター)、スフィアン・スティーヴンスのツアー・メンバー、そしてグレン・ブランカのギター・オーケストラのメンバーとしても活動。
2006年ベガーズ・バンケットと契約。ソロ・アーティストとしてARCADE FIREの前座をつとめる。7月10日アメリカでデビュー・アルバム「MARRY ME」をリリースし、各メディアから高い評価を受ける。
本年1月の大好評だったスフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens)の来日公演でも、ベース、ギター担当のツアー・メンバーとして来日し、華を添えていたようです。
セイント・ヴィンセント(St. Vincent )のMYSPACEでも聴くことができますが、1曲目「ナウ・ナウ(NOW,NOW)がカッコいい。ピッキング・ハーモニクスを多用したり、時にアート・リンゼイのようにノイジーになったりするギターは、「弾き語り」というより、「鳴らし語り」という感じ。
その他の曲も、シンプルでありながら、実に緻密にサウンドが構築されているのがよくわかります。
YOU TUBEにアップされているプロモーション・ビデオらしき映像は以下のとおり。
「ジーザス・セーヴス、アイ・スペンド(Jesus Saves, I Spend)」
http://www.youtube.com/watch?v=bYoT14ZRY2E
「ディーズ・デイズ(THESE DAYS)」(日本盤ボーナストラック)
http://www.youtube.com/watch?v=1vxQs84FMWQ&feature=related
最近は、ジョニ・ミッチェルが好きというシンガー・ソング・ライターが雨後の筍のように出ています。セイント・ヴィンセント(St. Vincent )は、ジョニ・ミッチェルが好きなのかはよくわかりませんが、その芯の強さを感じさせる歌は、数多くのポスト・ジョニ・ミッチェルのアーティストと比べても、指折の実力派ともいうことができるのではないでしょうか?
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