Perfume(パフューム)も最高ですがHALCALI(ハルカリ)も最高です。ハルカリ(HALCALI)「サイボーグ俺達」(M)
その完璧なサウンドに口うるさい音楽おやじが次々とひれ伏す、テクノ・ポップ・アイドル、Perfume(パフューム)。
完璧なサウンドのアイドルという点で忘れてはいけないのが、Perfume(パフューム)と同世代で同時期にデビューしたヒップ・ホップ・アイドル、HALCALI(ハルカリ)。
昨年発売されたHALCALI(ハルカリ)の3rdアルバム、「サイボーグ俺達」(2007年)でも、めくるめく完璧なサウンド・トラックは健在です。
HALCALI(ハルカリ)は、HALCA (ハルカ。1988年生れ。)とYUCALI (ユカリ。1987年生まれ)の2人組で、2003年にCDデビューした田辺エージェンシー所属のヒップ・ホップ・アイドル。
1988~9年生まれの3人組で、2003年にCDデビューしたアミューズ所属のテクノ・ポップ・アイドル、Perfume(パフューム)と実は類似点が多い。
キャラクターとしては、Perfume(パフューム)がおじさんも安心できる清純な旧型アイドルのイメージであるのに対し、HALCALI(ハルカリ)は、「脱力ラップ」と言われ、女子中高生を中心に大きな支持を得ているように、パフィー(Puffy)と相通ずる新型アイドルといったイメージ。
一方、 サウンド面では、Perfume(パフューム)が中田ヤスタカ一色の本格テクノ・サウンドであるのに対し、HALCALI(ハルカリ)は、RIP SLYMEのRYO-ZとDJ FUMIYAによるO.T.F (オシャレ・トラック・ファクトリー) を中心としつつも一曲ごとにプロデューサーを配す多彩な音楽性のヒップ・ホップ・サウンド。
左写真は、1stアルバム「ハルカリベーコン」(2003年)。
このアルバムは、トータル・プロデューサーでもあるO.T.Fのプロデュース曲がほとんどだが、私のお気に入りは、TOKYO NO.1 SOUL SETのビッケ、斎藤哲也(Key)、高野寛(G、Vo)からなるユニット、ナタリーワイズ(Nathalie Wise)がプロデュースの9曲目「Hello, Hello, Alone」。ナタリーワイズ(Nathalie Wise)とHALCALI(ハルカリ)の相性は意外にグッドです。
さらに、左写真は、2ndアルバム「音樂ノススメ」(2004年)。
このアルバムも、トータル・プロデュースはO.T.Fだが、FPM(田中知之)、宇多丸 (RHYMESTER) 、VERVAL(m-flo)等のプロデューサーを半数以上の曲で起用した多彩なサウンドで、非常に完成度の高いアルバム。頭の分け目を使ったジャケットも最高。
私のお気に入りは、FPM+宇多丸プロデュースの9曲目「若草DANCE feat.宇多丸 (RHYMESTER)」、FPM+VERVALプロデュースの10曲目「BABY BLUE ! 」のFPM絡みのもの。
そういえば、宇多丸は、掟ポルシェと並び、Perfume(パフューム)を世に知らしめた人物としても有名ですね。
You Tubeにアップされた「音樂ノススメ」絡みの映像をお楽しみください。
「音樂ノススメ」全曲紹介
http://www.youtube.com/watch?v=N4go0rwZjVk&feature=related
「BABY BLUE ! 」
http://www.youtube.com/watch?v=Sd1DuuNr448&feature=related
「ストロベリーチップス」
http://www.youtube.com/watch?v=k4Den1Ez1ks&feature=related
そして、フォーライフミュージックエンタテイメントからエピックにレコード会社を変え、昨年発売された約3年ぶりの3stアルバム「サイボーグ俺達」(2007年)。
O.T.Fのトータル・プロデュースは無くなり、ますます多彩な曲別プロデューサー制になり、良く言えばバラエティー豊か、悪く言えば散漫な全体的印象だが、サウンド・トラックの完成度は相変わらず。
私のお気に入りは、元ボ・ガンボスのDr.kyonプロデュースの1曲目「Doo THE HAMMER!」。ご機嫌なニューオリンズ・ヒップホップです。
HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」のサビをサンプリングしたFPMプロデュースのキラー・チューン、2曲目「It's PARTY TIME!」、ナタリーワイズ(Nathalie Wise)プロデュースの5曲目「endless lover's rain」もさすがの出来です。
特に、ナタリーワイズ(Nathalie Wise)プロデュース曲は、Perfume(パフューム)のファンにはお勧めだと思います。
公式ブログ「HALCALIブログ 春狩道」を見ると、パリ、シカゴと世界に視野を向けているようですが、Perfume(パフューム)とともに、ぜひジャパニーズ・クール(Japanese Cool)の代表として世界で成功してもらいたいものですがいかがでしょうか?
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