ロバート・パーマー(Robert Palmer)が紹介してくれた音楽No.7。ルパート・ハイン(Rupert Hine)「Waving Not Drowning」(M)
ロバート・パーマー「プライド(PRIDE)」(1983年)に参加したルパート・ハイン(Rupert Hine)は、当時日本では、3枚目のソロアルバム「イミュニティ(IMMUNITY)」(1981年)が発売されていたものの、4枚目のソロアルバム「Waving Not Drowning」(1982年)は日本未発売で、知る人ぞ知る存在。
その後、ハワード・ジョーンズ(Howard Jones)等により80年代を代表するプロデューサーとして成功するルパート・ハイン(Rupert Hine)、よく誤解されているようですが、「プライド(PRIDE)」のプロデュース&アレンジはロバート・パーマー自身。
それでも、「プライド(PRIDE)」はルパート・ハインの色が強く感じられ、当時最も旬のサウンド・メイカーだったといってもいいでしょう。
日本で、ルパート・ハイン(Rupert Hine)にいち早く注目したのは、ムーンライダーズの鈴木慶一 で、カフェ・ジャックス(Café Jacques )「ラウンド・ザ・バック(Round the Back )」(1977年)のプロデューサーとして大絶賛。
このアルバムは、私には渋すぎて、アナログ、CDどちらで聴いても、今一つピンと来ませんでしたが。
1981年に、A&Mからの3枚目のソロ・アルバム「イミュニティ(IMMUNITY)」(1981年)が日本発売。この時も、鈴木慶一が絶賛し玄人筋で話題に。
ちなみに、左の写真のオリジナル・ジャケットには問題があったらしく、日本盤は、アナログもCDも違うデザイン。
YOU TUBEにはびっくりですが当時のプロモーション・ビデオを今回発見。
「Misplaced Love」http://www.youtube.com/watch?v=EhL2ppgb_pI&feature=related
「Surface Tension」http://www.youtube.com/watch?v=6FYlcMXb9lg&feature=related
そして、私が一番好きなのが、日本未発売の「Waving Not Drowning」(1982年)。雨やら、雷やらのサンプリング音等により緻密に構築されたサウンドが気持ちが良いです。
しかし、WEB上の掲示板の書き込みで知りましたが、ルパート・ハイン(Rupert Hine)自身の公式サイトでの説明によると、当時12万ドルもしたフェアライト等のサンプラーは入手できておらず、どうもテープの切り貼り等で作られたものらしいようです。
「Waving Not Drowning」収録曲のプロモーション・ビデオも発見。
「The Set Up」http://www.youtube.com/watch?v=bvlxJLxqksc&feature=related
さらに、同じく「The Set Up」の1982年のフィル・コリンズとの共演ライヴ。横でオープン・リール・テープがくるくる回っていたりして、結構アナログな、「シンセサイザー・バンド」的演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=m4URm6ZftBs&feature=related
そして、確か「プライド(PRIDE)」後の、1983年に発売された「Wildest Wish to Fly」。
ロバート・パーマーが参加したテクノ・カリビアン、「Living in Sin」が出色の出来。ロバート・パーマーが加わったんで、もうファンキー!
「プライド(PRIDE)」が好きな方なら必聴です。
その後、ハワード・ジョーンズ(Howard Jones)の「What is Love」(1983年11月)のプロデュサーとして大ブレイク。
「What is Love」http://www.youtube.com/watch?v=QE61Bz7IHKg
ルパート・ハイン(Rupert Hine)のA&Mからの3枚のソロ・アルバムですが、2001年にリマスタ-CDが再発されており、今ならまだ入手が可能なようですので興味のある方はご検討されてみてはいかがでしょうか?
| 固定リンク
« 平成20年(2008年)税制改正でこうなるNo.2。試験研究費税額控除(研究開発促進税制)の拡充(法人税・所得税)。 | トップページ | 平成20年(2008年)税制改正でこうなるNo.3。教育訓練費に係る税額控除制度(人材投資促進税制)の拡充(法人税・所得税)。 »
「音楽等(やや通向)」カテゴリの記事
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽再発・再編集等ベスト。サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)「PERFECT! MENU 」(2025.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2024年洋楽再発・再編集等ベスト。ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)「The Asylum Albums (1976-1980)」(2025.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽ベスト3。第3位:高野寛(Hiroshi Takano)「Modern Vintage Future」(2025.01.04)
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽ベスト3。第2位:竹内まりや(Mariya Takeuchi)「Precious Days」(2025.01.03)
- アカウンティング&ミュージック 2024年邦楽ベスト3。第1位:椎名林檎(Ringo Sheena)「放生会(Carnival )」(2025.01.03)
コメント