「一見フツーのおっさん」が放つ驚きのウルトラ・ポップ。ゴンザレス(Gonzales )「ソフト・パワー(SOFT POWER) 」より「ワーキング・トゥギャザー(Working Together)」(M)
ミュージック・マガジン5月号の特集「ジャジーでポップ!(jazzy not jazz)」で、「ハッピーで粋な音楽」を生み出す「EU4人衆」として高橋健太郎氏が推奨していたのが、ベニー・シングス(Benny Sings)、ジェイミー・リデル(Jamie Lidell)、モッキー(MOCKY)、ゴンザレス(Gonzales )の4人。
4人ともそうなのですが、「ジャジー(jazzy)」という言葉に馴染まないような暑苦しいルックスに苦笑しつつも、iPodのCMで話題を呼んだファイスト(Feist)のプロデューサーであるゴンザレス(Gonzales )の、フランスで4月に発売されたばかりの「ソフト・パワー(SOFT POWER)」を恐る恐るゲット。
ところが、これは聴いてびっくり、キャプテン・センシブルを彷彿とさせるユーモア感覚あふれるポップ・アルバムで、特に1曲目「ワーキング・トゥギャザー(Working Together)」のウルトラ・ポップぶりは感動もの。先入観にとらわれずにぜひお試しあれ!
日本での発売元、ユニバーサル・ミュージックのWEBによる、ゴンザレス(Gonzales )、本名ジェイソン・ベック(Jason Beck)の、「ソフト・パワー(SOFT POWER)」(日本発売予定7月)の紹介文を引用すると以下のとおり。
一見フツーのおっさんですが、その実態は独りで何役もこなす、スーパー・ミュージシャン、ゴンゾー。
キャラ良し、音良し、でも、ちょっと可笑しなフランスのピアノマン、日本で大ブレイクの予感!!
◆グラミー賞にノミネートされたファイスト(Feist) "1234" のプロデュース、ジェイミー・リデル (Jamie Lidell) の名作 Multiply、テキ・ラテックス (Teki Latex)、ダフト・パンク (Daft Punk) のレコーディング、リミックス(ダフトの「Too long」を打ち込み無しでリミックス)等、幅広いジャンルで活躍するカナダ出身でプランス/パリ在住のシンガー/ピアニスト/プロデューサー、ゴンゾー (Gonzales) 、ニックネームはゴンゾー(権蔵)!
◆ここ日本でも話題になった2004年のソロ・ピアノ曲集『Solo Piano』 から約4年、待望のニュー・アルバム Soft Power のリリースがマーキュリー・フランスより4月7日に決定!同アルバムに収録予定の 1stシングル「Working Together」 は心躍るファンキーなピアノとハンド・クラップに、一回聞いたら耳から離れないキャッチーなメロディが絡む、爽快かつ極上のポップ・ソング!
レコード会社が、アーティストを「一見フツーのおっさん」と言うのはあんまりですが、「ソフト・パワー(SOFT POWER)」の裏ジャケットを始め、アーティスト写真を見るとそう言いたい気持ちもわかります(本人はどうもセルジュ・ゲインズブールが好きなようですが)。
まあ、何をともあれ、「ワーキング・トゥギャザー(Working Together)」のプロ・モーション・ビデオを、ゴンザレス(Gonzales)のmyspaceでまずはご覧ください。
http://www.myspace.com/gonzpiration
パーカッシブなクリック音にからむジョー・バターン「サブウェイ・ジョー」を連想させるゴキゲンなハンド・クラップ、ベン・フォールズ・ファイヴを連想させるピアノ・ロール、キャプテン・センシブルを連想させるユーモア、といった蘊蓄はともかく、何よりもいいのは単純に楽しめるハッピーな曲だということ。
ちなみに、ゴンザレスの前作「ソロ・ピアノ(SOLO PIANO)」(2004年)は文字通りのピアノ・ソロのインスト集で、一部では高い評判だったようであり、今回合わせてゲット。
ほぼ同時期に発表された、ミッチェル・フルーム「ア・サウザンド・デイズ」(ドイツ盤発売2004年)に相通ずるような静謐な世界。
静謐なピアノ・ソロながら独特なポップ・センスが滲み出ており、ゴンザレス(Gonzales)、なかなかやります。レンジの広さも相当です。
ところで、石坂敬一CEO率いるユニバーサル・ミュージックですが、本当に日本名「ゴンゾー」で売り出す気なのでしょうか?1曲目の冒頭で「ゴンザレス!」とはっきりと言っているように聴こえるのですが?
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