武田カオリとUAを足して2で割ったような素晴らしい癒しの声。中山うり「夏祭り鮮やかに」(M)
再発アルバムの素晴らしさに心より敬服するS-KENプロデュースの新人として気にはなっていたけれど、なぜか今まで聴く機会のなかった中山うり。
4月2日に、映画「あの空をおぼえている」の挿入歌として発売された6曲入りEP、中山うり「夏祭り鮮やかに」を見つけ、聴いてみるとこれは素晴らしい。
ジャケット写真からの想像を大きく裏切る、TICAの武田カオリとUAを足して2で割ったような、「しっとりした大人声」(当ブログにコメントをいただいているMYBさんのWEBより)で、これは癒されます。
中山うりの公式ホームページによるプロフィールを引用させていただきますと次のとおり。
アコーディオンを抱えたシンデレラ!!
ジプシースウィング、ミュゼット、タンゴなど世界中のアコーディオン音楽を絶妙にブレンド、
去年(2007)CDデビューしたにもかかわらず、フジロック、サマーソニック、ライジングサンと
夏フェスを席捲、PC配信で記録的なセールス達成。
超満員のワンマンライヴはすでに21回を数え"アコーディオンを抱えたシンデレラ"と形容されるシンガーソングライター。
ミラクルヴォイスと絶賛されている歌声、アコーディオン、作詞作曲、トランペットも演奏するなど飛びぬけた才能にもかかわらず、現在、美容師としても活躍、都市生活からのリアリティーあふれる作品群を生み出し続けている。
プロデューサーのS-KENも、まだYAHOO!動画で配信されている「ポップランナー ~s-ken編 vol.4」で、声のピッチ、質に加え精神的な強さもあり、何よりもS-KEN自身と音楽の好みが同じでやりがいがあり、自らのプロデューサー業としての完成型と語り、太鼓判を押す逸材。
映画の挿入歌、「夏祭り鮮やかに」「月とラクダの夢を見た」のオリジナル・バージョンは、2007年5月発売のファースト・アルバム「ドレミファ」の収録曲。
今回聴き比べてみましたが、新バージョンである「夏祭り鮮やかに-film ver.-」と「月とラクダの夢を見た-harp ver.-」の方が、より中山うりの声が引き立つと私は思います。
中山うりの音楽性自体は、プロフィールやジャケット写真からの想像通りの、グローバルな視野で、ジプシースウィング、ミュゼット、タンゴなどの伝統的なアコーディオン音楽を現代に蘇らせるようなユニークなものだと思います。
アメリカでも、アメリカのあがた森魚などと呼ぶ人もいる、若干21歳のベイルートみたいな、中山うりと相通ずるようなユニークなグローバルな視野で音楽を創る人が出てきており、最近の音楽アーカイヴ状態の中で世界中の音楽を聴いて育ってきた若い人が、どんな新しい音楽を生み出してくれるか興味深いものがあります(写真はベイルート「ザ・フライング・クラブ・カップ」(2007年))。
しかし、中山うりは、そのルックスと音楽のユニークさにとらわれずに、ノラ・ジョーンズでも聴くつもりで、その声に癒されるのが一番気持のいい聴き方ではないでしょうか?
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コメント
彼女は声の魅力があまりによろしいもので、他の要素についてあれこれいうのはどうでもよくなってしまうようなところがありますね。
でも、もし彼女が普通のJポップ歌手として存在していたなら、いくら声がいいといわれても、私はノーチェックだったんじゃないでしょうか。
彼女がシンガーのみならず、ああいうセンスのソングライターかつ奏者であったればこそ、Skenとの出会いもあり、そういう付加価値に呼び寄せられて私なんぞがチェックする機会を得たのだとすれば、中山うりがあのスタンスであってよかったと思います。
投稿 MYB | 2008年4月14日 (月) 04時05分
MYBさん、コメントありがとうございます。
今日、吉野屋の有楽町店で、有線なのか、中山うりがかかっていました。
ブレークすると面白いですね。
あと、ポップランナーを見て思ったのが、今のS-KENのカッコいいオヤジぶり。うらやましいですね。
投稿 Accounting&Music | 2008年4月15日 (火) 22時59分