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ロバート・パーマー(Robert Palmer)が紹介してくれた音楽No.5。トッド・ラングレン「ミンク・ホロウの世捨て人」(M)

H200418  ロバート・パーマーが、「シークレッツ(SECRETS)」(1979年)でカヴァーした「友達でいさせて(CAN WE STILL BE FRENDS)」のオリジナルが収録されているのが、トッド・ラングレン「ミンク・ホロウの世捨て人(HERMIT OF MINK HOLLOW)」(1978年)。

 実は、私がトッド・ラングレンを好きになるきっかけは、1982年頃にロバート・パーマーの「友達でいさせて(CAN WE STILL BE FRENDS)」のカヴァーを聴き気に入り、オリジナルの「ミンク・ホロウの世捨て人」を聴いてみてそのシンガー、メロディ・メイカーとしての素晴らしい才能に気がついてのこと。

 今回、2006年6月に、K2HDレコーディング仕様、紙ジャケで再発された「ミンク・ホロウの世捨て人」を買い直してみましたが、買い直して満足。

 音質向上で名作に磨きがかけられます。トッド・ラングレンって、やっぱりすごい!

H200418_2  トッド・ラングレンについては、洋楽を聴き始めた1974年頃から、ロック・スターとして雑誌「ミュージック・ライフ」のグラビア等でよくその長い顔をみかけていました。1980年頃に、ダリル・ホール&ジョン・オーツの「モダン・ポップ(X-STATIC)」が好きだと言ったら、これを聴けとある人が「バック・トゥ・バース(未来への回帰・ライヴ)を貸してくれましたが、「モダン・ポップ(X-STATIC)」のような新しい要素が感じられず、当時の私はまったく面白いと思いませんでした(後に、ベスト盤的に愛聴するようになりましたが)。

 その後、ロバート・パーマーに「メイビー・イッツ・ライヴ(MAYBE IT'S LIVE)」(1982年)を聴いてはまり、「シークレッツ(SECRETS)」→「ミンク・ホロウの世捨て人」の流れで、トッド・ラングレンのシンガー、メロディ・メイカーとしての才能に気が付き、聴き込んで行くうちにだんだんと大好きになって行きました。

 今の世界中からCDや音楽配信で古今東西の音楽を入手することができる音楽アーカイヴ時代しか知らない人には信じがたいことでしょうが、1980年代のCDが普及する前のLP時代は、よほど売れないと4、5年前の日本盤LPなどはほとんど廃番で、メガストアなどもなく輸入盤事情も悪く、トッド・ラングレンも入手が難しいアーティストでした。「ミンク・ホロウの世捨て人」などは輸入盤なら比較的入手が容易でしたが、トッド・ラングレンの1970年代のLPに、西新宿の中古盤屋でずいぶん投資をさせられた記憶があります。

 Perfume(パフューム)「GAME」の記事で、作詞・作曲・編曲(・演奏)・ミキシング・マスタリングがすべて中田ヤスタカであることに驚いたと書きましたが、「ミンク・ホロウの世捨て人」では、作詞・作曲・編曲・演奏・歌・録音がすべてトッド・ラングレンで、唯一、アディショナル・エンジニアリングでMike Youngのクレジットがあるのみです。

 おそらく、トッド・ラングレンの全作品の中でも「1人録音」度が最も高いアルバムなのではないでしょうか?また、中田ヤスタカにも言えるのですが、エンジニアリングまで1人でこなしてしまうマルチ・プレイヤーは、他にはあまりいないのではないでしょうか?

 「ミンク・ホロウの世捨て人」ですが、サウンドの目新しさは感じられないものの普遍的な歌の良さがあり、どんなに時代が変化しても色あせず、多くの人が認めるように私もトッド・ラングレンのベスト・アルバムだと思います。

 希望あふれるオープニングの「子供たちの歌(ALL THECHILDREN SING)」に始まり、2曲目「友達でいさせて(CAN WE STILL BE FRENDS)」、3曲目「傷ついた心(HURTING FOR YOU」、10曲目「ラッキー・ガイ(LUCKY GUY)」の哀愁感ただよう曲をはさみ、「1億年ののちにこの惑星が消え失せても君と僕はここにいて世界が消えていくのを見つめてるだろう・・・」と歌う無常感に心締めつけられるエンデイングの「フェイド・アウェイ(FADE AWAY)」に至るドラマティックな構成はいつ聴いても感動的です。

 特に、「フェイド・アウェイ(FADE AWAY)」は、トッド・ラングレンの曲の中でも1番の名曲ではないかと思います。この宇宙の壮大さと相対化し愛を歌う手法は、ピチカート・ファイヴの名曲「マジック・カーペット・ライド」、高野寛の名曲「衛星から愛をこめて」などにも影響を与えていると思いますがいかがでしょうか?

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